MAZIMANZI’s blog

剤の味は罪の味

けつばんの思い出 裏のポケットモンスター

ポケットモンスター、縮めてポケモン

この星の不思議な不思議な生き物。

空に、海に、森に、街に、そして、データの裏側に。

世界中の至る所でその姿を見ることができる。

これは、ポケモンにおいて

かつてけつばんの捕獲を目指した

少年“部根屠”の知られざる昔の物語である。

今、たくさんのチートコードや裏技、バグ技たちとともに、

今、データのヴェールに覆われた

”向こう側”に広がる、一風変わったポケモン世界への冒険がはじまる。

さぁ…

夢と冒険とバグと!

ポケットモンスターの世界へ!レッツゴー!

 

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初代けつばん

 

ポケモン性格判断の結果ページを使って、昔同じようなコラ画像を作って、これは万バズ待ったなしだと思っていたことがあったのだが、既に先を越している偉大な先人がいた。

 

 

その人の画像の方がクオリティが高いので、拝借させてもらった。

 

しかし、その人もオレと全然バズるどころかいいねが数個ついているだけであった。

 


皆さん、ポケモン、楽しんでますか?

思い出のバグ、なぞのばしょ。

 


これが消えてしまったらしいと言うことで、最近発売されたBDSPにはほとんど期待をせずがっかりしていました。

 


しかし、どうでしょうか‼️

 


毎日のように発掘されるバグの連続‼️

最新作のソフトはなんとなんと、令和のゲームであるにも関わらずなぞのばしょなんて比じゃないロマンの宝石箱だったのです。

 

今や人類は秘境という秘境を開拓し尽くしてしまいました。アマゾンの奥地、砂漠の最果て、海底に至るまで...

 

こうして、世界からはロマンが次々と失われていきます。悲しいですね。ゲームの世界における秘境も、デバッグがしっかりしてきたことや、技術の進歩によりどんどんと消えていきました。

 

しかし、そんな中にこのゲームのリリースですよ‼️‼️

 

これは当時の浪漫少年であったオレの童心を喚起し、着火しました🔥

 

まだ、フロンティアは消滅していなかった‼️‼️

 


メニューバグ、本当にすごいですよね。

 


お陰で毎日楽しく笑っております。寿命が少し伸びたんじゃないかな。

 

そして、オレがポケモンに一番熱狂したのは、実はバグありきなのです。それは、ゲノセクトというポケモンの存在を知った瞬間から始まったお話なのです。

 


Twitterでもよくこの話をしているので、いい加減もうくどいと言われそうですが、どうしてもこのロマン溢れる冒険譚をみんなに伝えたいということで、こうして筆を取らせていただきました🤩

 

 

 

さぁ、前置きが長くなりました。あの映画の冒頭に流れるナレーション風の導入でございます。

 

ポケモン映画を見たことのある人なら一度は聞いたことがあるんじゃないかな。

オレも小学校の低学年の頃、映画館でポケモンのこのナレーションを聴くと同時に眼前に雄大に広がるスクリーンと奥行きのあるサウンドに、大いに心を動かされたものでした。

そして、毎週木曜7時のポケモンのアニメは絶対に欠かさず見ておりました。(今は日曜日にやっているらしいとこないだ聞いてびっくりした😲😵)

 


オレはどうしようもない悪ガキだったので、よく学校から放課後、家にオレが起こした問題について電話がかかってきたものですが、それは決まって6時50分だったんですね。毎日あの時間が近づくとソワソワしておりました。

 


これが木曜日に来ると、受話器を取った母上の顔が徐々に野獣先輩が激怒しているあのbbみたいになってくるんですよ。勿論ポケモンは見れませんよね。この時ポケモンが見れなくなるのが相当に嫌だったのか、この時の記憶はよく覚えています。

 


そんな熱心なポケモン大好き少年だったオレも、やがて10才くらいになると段々関心はモンハンやバイオハザードなどの、CEROが高めの、オ・ト・ナ❤️なゲームを好むようになっていました。

モンハンはまだしも、バイオとは、少し背伸びをしたいお年頃だったのでしょうか。

余談だけど、クラスに必ず一人はオ↑レ↓グラセフやってんだよね〜 と謎の自慢をする奴がいましたよね。(いたよね❓)

 


そんな背伸び少年の私も、一応クラスの流行りに乗ってポケモンブラックを購入しました✨

しかし、殿堂入りをしたらもうほとんど触っておらず、別にさしたる興味もなく放置されておりました。

もはやポケモンにそこまで興味がなかったのです。

 


それも、とある日までの出来事でした。

忘れもしません。授業参観の日です。

 


この日を境に、部屋の棚で埋もれていた、『ポケットモンスター・ブラック』はオレの冒険心と探究心を喚起してやまない、焦燥のゲームソフトとなってしまったのです...

 


そして、オレが今のようなナードくんになった一因ともいえましょう。

 


そのまま、このゲームはオレの人生を方向づけてしまうほど、凄まじいゲームとなりました。

 


それくらい、この出来事は衝撃的だったのです...

 

 

 

 

 

 

いよいよ本題でございます。けつばん

皆さんはこの名前の伝説、幻、いや、ポケットモンスターの中でも最高級にイカしたクールなポケモンをご存知でしょうか。

けつばんとは、 こんな姿をしたバグポケモンです。

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実はけつばんの中にもいろいろバリエーションがあり、オレが持っていたけつばんの名前はこのような????????ではなく、ーーーーーでした。

しかし、悲しいほどに弱いことは共通しています。

 

https://wiki.xn--rckteqa2e.com/wiki/%E3%81%91%E3%81%A4%E3%81%B0%E3%82%93

詳しくはここでも読んでみてください。

オレはこのポケモンに心を奪われ、寝る間も忘れて熱狂することになるのですが、それはまた後々することに致しましょう。

 


まずは、オレの運命を変えたあの日の様子を見てみましょう。ダルいけど、少々付き合ってね。

 


この日はあまりにも衝撃的だったので、よく覚えています。それでは、レッツ、10年前へ...

 

 

 

 

 

 

①運命の授業参観

 

 

 

その日の午後もいつも通りに授業... とは行かなかった。

 


その日の午後は授業参観だったのである。

 


心なしかみんな昼休みが終わり、ソワソワしていました。いつもはうるさくしているアイツも、妙に静かだ。

 


次々と教室にみんなの母親や父親が入ってきます。何かむず痒いような緊張感が漂う中、オレは内心少しワクワクしていた。

なぜなら、

 


「このオレ様があらゆる難問も華麗に説き伏せる様を、みんなの親にも見せつけてやるぜ‼️」

 


と、心なしか鼻息荒く自信満々に待機していたからである。

 


今では想像もできないことですが、当時のオレはなかなかにスゴイ奴でした。

 


テストはどの教科もいつも満点で、ドリルや問題集を解く授業では常に一番乗り。ゲームも上手で、対戦ゲームをやれば大抵の人に勝利しておりました。

 


そして小学生にとって最もステータスになるあれ、そうあれです。

 


徒競走。当時のオレは足も早く、リレーの選手に選ばれており、昼休みに行われる大人気競技、ケイドロでは常に獅子奮迅の活躍を見せておりました。ついでになんかいろいろ賞もよく取っておりました。

 


オレの自慢記事みたいになっていますが、古き良き時代を懐古することが本題じゃないので読むのをやめないでくださいね❓

 

中学校にはすげーやつがたくさんいて、無事にオレはスマブラの強さ以外全てにおいて底辺へと落ちましたから😢

 


ちなみに、全く関係ない話ですが、小学生にとっての圧倒的ステータスである、”足の速さ”を持っていたのならさぞかしおモテになったのでしょう⭐️と思いきや、実態はその逆で、うんこウンコ‼️とかシッコマン参上❗️とか言う下ネタ大好きクンだったためか、キモいキモいと女子からは蛇蝎の如く嫌われておりました。

 


ところで女子ってなんでウンコが嫌いなんでしょうね。どこでみた話か忘れたけど、古今東西どの地域であっても子供ってうんこで笑うらしいですよ。ウンコほど人類史上人を笑顔にしてきた存在は無いと思うんですけどね。

 


まぁいいです。話が逸れました。

いわば当時のオレはなんでも大抵のことはできてしまうなんか嫌なヤツだったわけです。こういうキャラわりかしいますよね。

 


今では考えられませんけどね。

 


その上うるさいやつだったので、多くの人の反感を買っていたでしょう。きっと今こういう人がイキっていたら、内心少しムカつくと思います。

 


しかし、そんなオレの得意げな態度と内心に秘めた邪な企みは、はからずもこの授業参観で粉砕されることとなりました。

 


それは、授業参観中の問題を答えられなかったとか、そういう理由ではなかったのです。予想もしない角度から命中してきました。まるで恐竜を絶滅させた隕石のように予測不可能で、甚大な威力を持つものでした。

 


「お前の親誰❓」

「来てないよ。」

 


前の席の友達がこちらを振り返り、こんな質問をしてきます。この彼、名前をT岡といい、今でもはっきりと覚えております。

 


オレの親は来ていません。我が母上や父上はあまりこういうのに来るタイプではなかったので、特に驚くことでもありません。

 


さてさて、授業も始まり、オレのアピール会場が始まりました。さながらポケモンコンテスト優勝常連のような気分です。

 


さぁ、そこに並んだ母親父親ども。

 


オレの凄さを目に焼き付けるがいい...‼️‼️

 


と思った矢先です。T岡がとんでもないことを言ってきました。

 


「そういやお前、ゲノセクトって知ってる...❓」

「知らね。なにそれ。」

「えっ...⁉️知らねーのw」

「知らねーよそんなの❗️図鑑にいないだろ❗️」

 


スーパーなキッズだったオレは、当然ゲームも強い、はずでした。なのに、T岡の口から発せられた、「えっ...⁉️知らねーのw」という半ばバカにしたような口調の物言い。

 


なんか得意げな気分を傷つけられたオレがムカつかないはずがありません。

 


オレが知らないポケモンがいて、なおかつそれをバカにされる。

 


あってはならない出来事でした。

 


オレはゲームにおいても強いはずだし、詳しいはずです。自分が一番でない。こういう状況は当時のオレにとっていたく屈辱的だったのでしょうね。

 


こんなことは断じて許されません。

 


それに、そんなポケモン見たことも聞いたこともない。おそらくT岡がでっちあげた架空のポケモンに違いない。そう確信したオレは、

 


嘘をつくな❗️‼️

 


と強く責め立てます。ゲノセクトなんていう、未知の存在を否定したかったのでしょうか。

 


しかし、T岡もT岡で全く引き下がりません。

 


ヒソヒソ声で話していたT岡もだんだんムキになってきます。しばらく問答を続けても、とてもじゃないがT岡がウソをついているようにも思えません。

 


だんだんと議論はエスカレートしていきました。

 


(授業参観中なのにこいつら何やってるんですかねぇ。) 今のオレからの天の声です。

 


やがてT岡が苛立ちを隠そうともせずに、じゃあ見せてやるよ‼️と言い放ちました。

 


約束だからな‼️逃げんなよ❗️

 


もはやヒソヒソを超えた割と普通の声でこう言い返し、オレは授業参観に戻ります。

 


ゲノセクト

 


もう大変、オレの頭の中は一面がゲノセクトです。ゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクト...

 


それはどんな姿をしている❓それはどんなタイプで、どれくらい強い❓

 


結局、ゲノセクトが気になりすぎてオレはせっかくの、この問題解ける人いますか❓という自慢のチャンスをドブに捨てました。

 


そんなことはどうでもいい、ゲノセクトってなんだ‼️ 🐞

 


オレはゲノセクトを捕獲して、羨望の視線を一点に集めてやるんだ❗️

 


今でもはっきり覚えております。一面のゲノセクトという強迫観念が頭を埋め尽くします。

 


この小さなプライドが、今後の選択を大きく変えることになるのです。

 


脳内メーカー❓なるものがむかーし流行りましたが、あれを当時のオレにやったら中身の99%がゲノセクトでしょうね。

 


帰り道、オレはT岡にdsを持ってくるように言って別れました。

 


しかし彼は、「dsではみせられない。俺の家に来てくれ」

 


と言います。

 


訝しく思いましたが、彼の家に素直に行くことにしました。

 


彼の家に着くと、彼が取り出したのはdsじゃなくてなんとipad‼️‼️(当時は結構最新機器❓だったように思います)

 


そして、彼は徐に一つの動画を再生し始めました。

 


恐る恐る画面を覗き込むと、そこではゲノセクトという虫と機械を混ぜ合わせたような見たこともないポケモンが動き、戦っているではありませんか‼️

 


ゲノセクトは実在した❗️オレは凄まじい衝撃を受けました。画面に映っているのは間違いなくポケモンbwの画面。ゲノセクトというポケモンは確実に存在していた‼️‼️

 


(ちなみに数年後、テレビのポケサンで、新ポケモン宇宙初公開‼️と称してゲノセクトを紹介していましたが、とっくにその存在を知っていたオレは、宇宙初公開❓嘘も休み休み言えよ とニヒルな感想を抱きました)

 


しかし、その入手方法はT岡も知らないし、学校の他のやつに聞き回っても誰もゲノセクトの名前すら知らない。

 


いわば、存在はしているはずのに誰もこの詳しい入手方法を知らないのです。

 


この時点で、もはやあらゆるポケモンよりもレア度が高く、真っ先に捕獲するべき対象へとゲノセクトは速攻で格上げされました。(赤緑の時のミュウってこんな感じだったのかな❓)

 


でも、確かに存在しているんだ❗️

 


ならば必ずオレは捕まえて自慢しなければならない❗️

 


謎の使命感❓に駆られたオレは、友達間のネットワークでは限界があると悟り、放課後友達からの誘いも断り、毎日のようにauに通い詰めました。

 


auではサンプルのipadがあり、そこでネットが見れるからです。

 


当時はインターネットは家で触らせてもらえず、ipadも家になかったので、auに通うしかありませんでした。😲

 


ネット... それは当時の子供達にとってはまさに無限のネットワーク。無尽蔵とも言える叡智が詰まっている場所であり、未知の領域。

 


ハンターハンターでの暗黒大陸のような圧倒的な広大さと謎を以って、インターネットの世界はキッズの前に広がっていたのです。

 


きっとなんだこのガキ... と店員には思われていたことでしょう。

 


ここで調べれば全てが分かる❗️そんな淡い期待を打ち砕くように、調べてもワザップを始めとして、数多くの真偽不明の情報が入り乱れており、ガセネタの群雄割拠状態でした。

 


その悉くをメモ帳にせっせかメモして家に帰り片っ端から実行していきますが、どれをやってもゲノセクトは出てきません。

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本来ならこのようなイベントが発生するはずなのに‼️何故⁉️


デマの百花繚乱です。あまりにも、あまりにもゲノセクトを捕獲するための壁は高く、その存在は神秘のヴェールに覆われている...

 

 

 

③三神を追い求める日々

 


そんなことをしているうちに、メロエッタケルディオというポケモンの存在も知りました。

 


なんなんだこれは‼️もう本当に大発見でした。

 


ゲノセクトと同列のように語られているこの3匹。

 


その全てがSSS級のレア度です。どれも見たことがありません。

 


「必ずやオレはこの3匹を捕まえて、みんなに見せびらかしてやる❗️」

 


オレの夢は、この3匹を手持ちに入れて友達と通信バトルで勝ちまくることになりました。

 


誰もが到達していない領域。小学校という、誰もが力無き矮小な存在であった頃の箱庭で、オレは誰も持っていないポケモンを捕獲するという偉業を持って更なる羨望を一身に浴びようとしたのです。

 


トロイア遺跡の発見と存在を確信するシュリーマン少年のように、何かに憑かれたが如く毎日毎日あしげしくauに通い詰める日々。

 


海底遺跡テラキオンコバルオンビリジオンを連れて行って特定の行動をすると出てくるだとか、p2ラボという場所にいるだとか、とにかくもうありとあらゆる手段を片っ端から試しました。

 


そのうちauの店員に怒られ出禁になりましたが、こんなところで諦めるオレではありません❗️

 


必ずオレはこの3匹を捕まえといけないのです❗️

 


今度は学区外のソフトバンクまで、チャリで通い詰めました。しかし、ゲノセクトケルディオメロエッタについてはどんどん詳しくなっていくのですがその入手方法は一向に判明しません。

 

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胡乱な情報が入れ乱れていた。

 


小学生にとって学区を跨ぐことは学校でも厳しく禁じられており、ちょっとした冒険でした。🤠

 


当時オレは地元の小学生バレーボールのチームに所属していて、そこでは週末には頻繁に他チームとの練習試合が行われていた。何しろ結構広いところからいろんな学校のやつが集まってくるので、幅広い地域の仲間から情報を聞けるまたとないチャンスであったのだ❗️

 


休憩時間の旅にいろんなチームを周り、ゲノセクトを知らないか と尋ねて回る。

 


ここでは多くの人がこれら3匹を知っており、オレは目を輝かせて詳細について尋ねたのだが、

 


誰に聞いても

 


お兄ちゃんの友達が持ってるのを見た。

 


いとこが見たことがあるらしい。

 


といった、いわゆる友達の友達から聞いた系の信憑性の怪しさプンプン情報しか出てこない。

あまりに香ばしい。怪しさのフルコースである。

 


大学生になった時、世界の魔術について みたいな本を読んだことがあるのですが、そこに出てくる、グリモワールを求めて昼夜を問わず東西に奔走する魔術師たちの姿は当時のオレに通ずるものがありました。

 


彼らも、魔導書の存在や悪魔の姿について、

 


知り合いが悪魔を使役するところを見たらしい。

 


教皇が頭が三つある黒い犬を連れているのを見た 

 


などという情報ばかりが氾濫していて、明確な情報は誰も掴めなかったらしいです。

 


そのうち、大きな大会にて、学区を大きく離れたとある学校ではケルディオが流通しているらしいという情報を、準決勝を戦ったチームの子から聞いた。

 


これはもうじっとしていられない‼️

 


藁にも縋る気持ちで彼に半ば強引に迫り、交換の約束を取り付けた記憶が残っています。

 


しかし、来月会った時には、逃した と言われる始末です。なんて衝撃的なことを言いやがるのでしょうか。散々期待させておいて喜ばせてから、ストンと落とす。

 


彼は見栄を張るためにウソをついていたのではないかと今は思っております。

 


彼は今頃キャスターの英霊にでもなっていると思います。

 


これって、300年以上生きてる人がいる❗️とか言うから取材班がわざわざ中国まで行ったら、人前に姿を見せたく無いらしい とか言って出てこないバラエティにありがちなアレですよ‼️😡

 


ともかく、一番の手がかりを逃した今、結局誰に聞いてもこんな感じで雲を掴むような情報しか出てきません。

 

 

 

 


④禁忌の書物

 


最早ダメかと諦めかけていたとある日、本屋のゲームの攻略本コーナーでとある本を見つけました🧐

 

 

 

他の攻略本とは明らかに異質な装丁に、やけにカッコよく描かれたレッドの絵。それは何故か妙にオレの視線を引きました。

 


勿論厳重にビニールで閉じられていて立ち読みは出来ません。

 


そして、目を疑うことにそこの表紙には、ゲノセクトケルディオメロエッタ入手可能‼️‼️という文字が踊っているではありませんか‼️‼️

 


オレがどれだけこの3匹を追い求めたことでしょう。もうなりふり構っていられません。飛ぶように帰宅すると、親に土下座までしてこの本を買ってもらうように頼み、なんとか買ってもらうことができました。

 


さぁ、見せてくれ‼️

その幻の3体を手に入れる秘術を❗️✨ 

 


期待に胸を膨らませながら書物のページを恐る恐る開いたオレの視界に飛び込んできたのは、胸躍るような秘儀の数々... ではなく、安っぽい紙に何やら色々数字の羅列が書いてあるだけのページばかり。

 


ほっとんどこれ。

 


騙された‼️ またもゲットできないのか❗️

 


オレは憤慨して本を投げつけた。

 


しかし、しかしである。

 


かと言ってなんも意味のないコードの羅列が売られていたらそれは立派な詐欺になるはずだ。

 


きっとこの数字にも意味があるに違いない。そうやって眺めて、そしてソフトバンクの端末に通い詰めるうちに、どうやらこれは改造コードというものであることが判明。

 


この本には種族値個体値努力値という数値が載っていて、ゆくゆくオレはこの本のせいで、ポケモンは奥深い対戦ゲームだ‼️子ども向けゲームだと思ったら大間違いだ❗️などと声高に主張し、レートに傾倒する謎の選民思想を持ったトレーナーに中学生の時なってしまったのです。

 


ちなみにこの本にはぺラップを何回鳴かせるとどう みたいなことが書いてあったのですが、今思うとbwで乱数調整をするときにはこれが必要だった❓見たいです。

 


ナードまっしぐらだぜ😡😡

 


普通の漫画だと思って、一風変わった表紙にキャラクターが書いてある本を買ったらその中身はなんとBL本で、最初はびっくりしたが何かが目覚めてしまい、そのまま腐女子になってしまったという話を聞いたことがあるが、それと同じような感じであった。

 


攻略本だと思って手にしたその本が、裏データ満載の改造本であったせいで、オレの人生はガクンと道を逸れた。

 


しかし、このような寄り道って面白いよな。

全く後悔はありません。

 


まぁそれはそうと、この時、全ての点が繋がったのだった。

 


一年ほど前に友達の家に遊びに行った時、彼(T岡ではない)は何故かソフトではなく、黒光りする不気味なchronoboxのようなものを取り出しました。(通じるのかな...)

 


とにかくそれは、ソフトを出すと思っていたオレにとって、GANTZに出てくるあの球のような異質さでオレを襲った。

 


それはたしかr4という名前だったと記憶しています。

 


彼には歳の離れた兄がいて、兄から貰ったと豪語していました。

 


今思えば、あれはマジコンなんですけど、当時は訳もわからず凄まじい夢の器具だと思いました。

何しろ、全てのゲームがあのソフト一本で遊べてしまうんですからね。

 


とはいえ、これはゲノセクトに繋がる情報ではやく、多少羨ましい 位止まりで、そのうちだんだん記憶から薄れていくんですけどね。

 


そのマジコンというものが、どうやらこの3匹を出すのには欠かせないらしい‼️

 


1年ぶりにアレの正体が分かると共に、アレがもつヤバさをありありと思い知った。アキハバラで入手できると書いてあったが、当時のオレにとってアキハバラなんて想像も及ばない遥か彼方の地であった。

 


今でこそ親しみのある町だが、当時は想像すら困難でしたね。

 


奇しくも、マジコンが裁判に敗退し、市場から姿を消すことになる数年前のことである。

 


やがてソフトバンクで調べているうちに、改造は必ずしもあのマジコンでなくても平気で、他にもコードフリークやプロアクションリプレイといった代物で出せることが判明する。

 


周りにコードフリークを持っている人なんて一人もいなかったわけだが、マジコンよりかは入手が簡単であるということもわかり、どうやら電気屋や大きなゲームショップに行けば手に入るらしい。

 


てなわけで、親に、買ってくれ❗️って頼むんだけど、犯罪だから っていって買ってくれなかったんだよね。

 


これにはもう完全にお手上げ。自らの手で掴み取るしかない。そう考えたオレは、親が管理していたオレの去年貰ったお小遣いを、親の目を盗んでゲットすると隣町のデカめの電気屋まで行って学校の帰りに直でコードフリークという夢の機械を入手することに成功した。

 


ショーケース越しに写っていたコードフリークのパッケージに映るあの謎のキャラクターは、圧倒的な威光を放っていたのを覚えている。

 


これが、これがあればついに叶う...❗️

 


ついに手に入れた最高の願望器‼️

 


この当時のオレがもし聖杯戦争に参加していたら、ゲノセクトケルディオメロエッタをくれと懇願していただろう。それくらい脳内をこの三神(いつのまに、オレの中でこの3匹は神に昇格していた。)に支配されていたのだ。

 


このコードフリークの改造コードの一つに、草むらで遭遇するポケモンを任意のポケモンに変換するというコードがあった。要するにこれを使えばどんなポケモンとでも理論上会うことが可能なのである。

 


たしかコードの下3桁がXXXになっていて、このXXXに全国図鑑の番号を入れることで、そのポケモンに出会えるという仕組みなわけだ。

 


オレはこの日をどんなに待ち望んでいたことか❗️

 


さっそく、オレはゲノセクトメロエッタケルディオの番号を入れて、この三神と出会うことに成功した。本当に長い道のりであった...

 


しかし、人間とは罪深いもので、欲望というものはとどまることを知らない。

 


欲望、願望は叶えた瞬間に過去の軌跡、墓標となり、新たなる欲望が光り輝いてオレの前に現れる。

 


常に目の前ににんじんを垂らし続けられたウマのように、欲望に向かって一直線のオレは、ついに危険な領域へと突入してしまった。

 


ひとまずはコードフリークという夢の願望期で全ての願いを叶えたオレは、急速にポケモンに対する熱が冷めていった。

 


今のオレにはマスターボールも好きなだけ手に入れば、どんなポケモンだって手に入る。勿論不思議な飴も無限にゲットできるし、色違いだってゲットし放題。このように、全てを手に入れてしまった男というのは世界の大富豪に相当するのだろうか。こう言った人間が次に求めるのは何か❓

 


それはもう、永遠の命である。

始皇帝だって不死の秘薬を弟子に探させたというし、やはり普遍的な欲望なのだろう。

 


しかし、ゲームの世界に置いてはそうはならない。

 


⑤生まれてはいけない存在

 


オレの脳裏を、悪魔的な疑問が、バギィィィィィィィン‼️という轟音をたて、カットインが脳血管を裂きながら駆け巡った感覚をよく覚えている。

 


「これ、XXXに900とかを入れたらどうなる❓」

 


この疑問を抱いてしまったことをもって、オレの人生は確実に変わってしまったと言ってもいいだろう。

 


当時はポケモンはたしか500匹だとか、600匹ちょいだったような記憶がある。ならば、800番や999番のポケモンは存在しないのだ。

 


しかし、コードのXXXの部分に900を打ち込んで、本来はいないはずのポケモン、いや、ポケモンですらない何かを召喚しようとしたのだ‼️

 


もしオレがポケモン博士だったなら、学会から追放されていたことだろう。

 


これほどの背徳、冒涜があるだろうか❗️しかし、一度火がついてしまった恐ろしい好奇心は止めようがない。小学生ながら、遺伝子組み換えがどう みたいな話はテレビのニュースでほんの少しだけ聞いたことがあった。うまく理解できているわけではなかったが、何かそのような禁忌に挑むような感覚であったのを克明に覚えている。

 


オレはすぐさまXXXに900を入力し、コードフリークを起動させると草むらに足を突っ込んだ...

 


この時踏み入れた草むらは、オレがポケモン人生史上1番にワクワクして、ゾクゾクする草むらであったことを覚えている。勿論、初めてポケモンを買ってもらった小1の時に初めて足を踏み入れた草むらと比べても、だ。

 


ガサガサッ‼️タラタラタラタラタラタラテレー♬

 


軽快な音楽とともに、オレの禁忌の試みの結晶、そして存在してはいけない”何か”が現れた。

 


それはポケモンと呼ぶにはあまりにも異質な姿形をしていた。純白の円形のボディの中央には、灰色の文字で、❓と書かれているだけのポケモンである。ポケモンアニメの最後にこれの絵描き歌でもやれば、すぐにみんな描き終えてしまうだろう。だが、描くのにコンパスが必要なくらいであるような美しい姿形をしているので、逆に難しいのだろうか。

 


それくらいまでに完璧な円形をしている。プリンなんぞ比較の俎上にすら上がることを許されない。

 


そして、このポケモンは登場と共に、色違いのポケモンのみが放つ煌びやかなエフェクトをその身に纏いながら現れた。あまりの想像を絶する出来事に一瞬オレは完全に硬直してしまった。

 

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でてきたのはこんなやつでした。

 


これはポケモンではない...

 


せいぜいフリーズが関の山だと思っていたオレにとって、ちゃんとしたポケモン(とてもポケモンにはにつかわしくない外見をしている謎の生命体)が登場したことは凄まじい衝撃であった。

 


次の瞬間、オレの脳内を凄まじい歓喜の歌がけたたましい音で鳴り響いた。

 


「やった‼️なんかわからないけど珍しいポケモンきたーーーーーーーーーーーー‼️‼️‼️」

 


こいつは最早ゲノセクトら三神の比較にすらならない。それほどまでに珍しい❗️

 


これは絶対に手に入れなくてはならない‼️そしてみんなに自慢して、これを使ってバトルに勝ちまくりだ‼️

 


喜びに打ち震えるオレはそれをゲットしたのを覚えている...

 


きっとあまりにも悍ましい姿をしているので、このような白い丸でその姿をヴェールの向こうに秘匿しているのでしょう。

 


今思えば、存在しないデータを無理やりポケモンとして呼び出そうとしたが故に、歪なエラーデータが現界しただけであるのだが、当時の興奮は凄まじかった。

 


そういえば、サトシは映画かなんかで、存在してはいけないポケモンなんていないんだ‼️みんな意味があって生まれてきたんだ❗️みたいなことを言っていた記憶があります。

 


はてさて、世界のエラーとも言えるこのけつばんくんにも生まれてきた意味はあるのでしょうか。

 


答えはYESです。

 


逆張りを極めた部根屠少年には、このポケモンが凄まじい輝きを放つ可能性の塊に見えました。

 


誰も見たことがないというその珍しさに加え、その姿はただの丸に❓が書いてあるだけであり、どう見ても強そうには見えません。

 


そんな弱そうなこいつを使って、レベル100の伝説やガブリアスなどを使ってイキっているあいつやこいつをぶっ倒して鼻っ柱をへし折ってやったらさぞ楽しいだろうな♬

 

何しろ図鑑にすら乗らないのです。ポケモン界の権威であるオーキド博士けつばんを知らないなんて、大したことねーな と思いました。

 


かくして、けつばんはオレに見染められました。

 


一緒に、こいつと天下を取る‼️

 


マサラタウンを意気揚々と旅立ったサトシのように、喜び勇むオレの肩には物言わぬけつばんが微動だにせず静止しておりました。

 

そう、当時はポケモンのグラフィックが動いたのです。bwからかな❓でも、けつばんはそんな事はなく、ただただずっと静止しているだけです。

それがクールでまたいいよね。

 

 

⑥呪われたポケモンけつばんの生態

 


ところでこのポケモンだが、バトルを数多く重ねる間も無く、悲しいほどに弱いことが判明した。

 


当時は個体値なんて言葉は知らないが、間違いなく最低ランクであり、そのステータスは泣けてくるほど低かった。多少弱くともバトルでオレが使ってやる‼️と思っていたのだが、流石に弱さのレベルが違いすぎる。いくらレベルアップしたところで、能力がほとんど上がらないのです。

 

生まれながらにして伸び代がない。こんなに悲しいことがあるでしょうか。ポケモン三大悲劇のうちの一つです。

 


そして名前は、ーーーーーであり、鳴き声も存在しなければ全く動きもしない。タイプはノーマルである。

 


おまけに技も何一つ覚えていないので、スタートした時点で強制的にわるあがきを行い自滅してしまう。

 


ちなみにこれ、要するに存在しないデータを無理やり引き出しているに過ぎないため、bw2でやるとポケウッドに出てくるセットの数々の姿をとって現界することがあります。

勿論後で知ったことですけどね。

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bw2のけつばん。随分と強そうだ。


こんなんじゃ勝負にならないよ...(呆れ)

 


しかし、どうしてもこのポケモンを対戦で使って友達のみんなを驚かせてやりたい‼️

 


手持ちポケモンの最後の一匹としてこいつを繰り出して、みんなの驚く顔を見たい‼️

 


最早禁忌に手を染めまくったオレに躊躇いなど何もない。

 


オレはコードフリークを再び起動。歪なるこの存在に、ハイドロポンプやらインファイトやらを覚えさせた記憶がある。

 

普通にやって強くならないのなら、魔改造だ‼️

 

 

まぁなんとも小学生らしいラインナップである。

 


そして、特性をがんじょうへと無理やり変更した。こうすれば一度は攻撃のチャンスを獲得できるからだ。

 


生命創造。すなわちこれは神、創造主に対する反逆である。オレはその大罪を犯し、存在してはいけないポケモンを作り出した上に、更に本来覚えるはずのない技を覚えさせた。

 


歪に歪を重ねた存在。存在の全てがバグと禁忌でできているため、ゲームに凄まじい負荷がかかっていたのだろう。この頃のブラックは何故か頻繁にフリーズを起こし、その度に再起動を行うハメになっていた。

 


そしてけつばんだが、こいつを研究している際に気付いたこととして、ポケモンを交換するときに選択することができない。なぜか表示されなくなってしまい、空白だけが映るのだ。

 


つまり、こいつをバトルに出したかったら必ず先手で出すしかない。

 


そしてもう一つ、育て屋にけつばんメタモンを預けると、けつばんの卵が生まれる。このけつばんの卵は本当にすぐに孵化してしまうのだ。(100歩くらい) ゴキブリも真っ青な繁殖力である🪳😨

 

 

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忌み子の登場。

その誕生はオレからしか祝福されず、厄災が世界に齎された。

 

 


だから、けつばんを手に入れたら速攻でそらをとぶで適当なポケセンに行き、卵をボックスにぶち込む必要がある。

 


そして、最悪なことに万が一孵化させてしまうと、けつばんは選択できないためにボックスに預けることも逃すこともできなくなってしまうのだ。

 


いわば放射性物質のように不安定な物質なのだ。いや、ポケモンなんだけどね😲

 


生物兵器

 


つまり、永久的に手持ちを圧迫し続ける。この困った忌み子を、オレは改造コードを使って直接消し去ったが、それくらい厄介なポケモンなのだ。

 


しかし、そうであればあるほど燃える。

 

 

 

ベイブレードにおいて、ランダムブースターでついてくるプラスチックのウィールのベイブレードで、鉄のベイブレードに勝ってやるぜ‼️と日夜鍛錬していたような逆張り精神旺盛なオレのことである。

 


そのポケモンが歪であればあるほど心惹かれます❤️

 


早速得意げに、みんなに言いふらしたい気持ちを抑えて、放課後自然な流れでポケモンバトルをする約束を取り付けた。

 


外の公園という†デュエル・フィールド†で、オレはけつばんという秘密兵器をdsに忍ばせて、ほくそ笑んでいた。

 


このポケモンを繰り出したらどれだけびっくりするであろうか❗️ワンチャンを生み出すため、けつばんの特性はがんじょう。持ち物は気合のタスキ、そして技は、一撃必殺技とねこだましかなんかで構成されていたことを覚えている。

 


さぁ、先手で出すはオレのけつばん‼️

 


この珍しさに平伏すがいい🤩

 


しかしッ...、相手はさほど驚かなかった。

 


何これ❓っていう妙に冷めたリアクションだったのをはっきりと覚えている。

 


オレはてっきり、こんな珍しいポケモンを見せられれば誰しも羨ましがって悶絶からの憤死のコンボを決めるに違いないと思っていたのに、友達がけつばんを見るその視線は、異物を見るような怪訝な目をしていた。

 


周りにいたオーディエンスたちも、誰一人としてけつばんをスゲー❗️と褒めない。

 


ビックリした。みんなこの存在に心を惹かれないのか❓

こんなに禁忌に満ちていてクールなのに⁉️

 


オレには理解ができない。

 


魔改造魔改造を施した、忌むべきキメラはあっけなく斃れ、結局オレは勝負に負けた。

 


やっぱりけつばんけつばん

 


ポケモンvsポケモンの姿をとって現界しているだけのジャンクのデータの結晶では強さがあまりに隔たっており、お話にならなかった。

 


目論見が外れたオレはタダでは起きなかった‼️

 


なんか一矢報いてギャフンと言わせてやりたい。こんなんでは全く苦労した意味がないではないか。

 


少し悪戯をしてやろう😣

 


ゲノセクトを見せびらかしてひとしきりの羨望を集めた後、ゲノセクトの卵と称して、けつばんの卵をその場にいた全員に交換で渡してしまったのだ。

 


これはある意味すごい大罪である。存在するだけで時空を歪める可能性を持った凄まじいバケモノをその殻の内部に宿すパンドラの箱を拡散させてしまったのだ。

 


生物兵器国際法違反である😫(ちびまる子のナレーション)

 


その日は得意げに家に帰宅したが、やがて次々とその場に居合わせたみんなの端末の中で、忌むべき子が産声をあげる。それは、終末の断末魔にして、悪魔たちの凱歌であった。

 


思い出していただきたい。このポケモンは相当弱い上に、通常のプレイではボックスに預けることも逃すことも不可能であるという事実を...。

 


けつばんが各地で萌芽する頃、オレはその責任を問われ大喧嘩になり、被害者の会に囲まれて殴り飛ばされた記憶がある。

 

これ以上の騒動の顛末は、ご想像にお任せします...

 


やがてオレはポケモンブラックを売却した。単純に飽きたからだ。

 


確かその中には確か100を超えるほどのけつばんの卵があったように思う。

 


今もどこかで、望まれて召喚され、やがて悪意を持って拡散されたその種は発芽の時を待っているのかもしれない...

 

 

 

最後に

 


長い文を読んでくれてありがとうございます😭😭

 


皆さんもオレと年代が近いのなら、ゲノセクトケルディオメロエッタに熱狂した過去があるんではないでしょうか...❓