MAZIMANZI’s blog

剤の味は罪の味

2021-10-04から1日間の記事一覧

†魔剤戦記† 第5話 勃起してやがる!

いくら器とは2人きりになるな、とはいえ、神次はだらしがないとはいえ俺を襲うようなことはしないだろう。 そういうところはしっかりしていると信じている。 「ジョバジョバジャーーーーーーーーンwwwwwwwwww」 「あ、お前!放送器具を壊しやがった…

†魔剤戦記† 4話 魔が統べる世界

「さてさて、本日のお笑いライブもいよいよ大詰めです!」 今現在大ブレイク中のディアー山本さん!お願いします! 突如として舞台がスポットライトに照らし出され、幼児用の白いレオタードを身につけた小汚い中年男が現れる。 全身ぴちぴちであり、明らかに…

†魔剤戦記† 第3話 ソロモン・リング

空気がまるで琴の弦のように張り詰め、2人にとって1分に感じられるほどの時間が流れた。 その間、僅か2秒。 刹那、弦のように張った空気が鳴った。けたたましい音が鳴り響く。 「警察だ!ここらで魔素が爆発したとの報告があった!大人しくしろ、バケモノ!…

†魔剤戦記† 第2話 器の決闘、劣等の血統

「お前はボクの... いや、オレの琴線に触れた」 目の前に立ち塞がり、肉食獣のような視線で一点とザイゴンを見つめる、違和感を具現化したような存在。 おかしい。魔素の力を帯びた一撃を喰らってなお、なぜこの男は生きている...? 「おい。」 およそあの牛…

†魔剤戦記† 第1話 人理を超えしものたち

「おい、金持ってんだろ?早くだせよ...」 閑静な路地裏、人目のとどかない平穏な... とは決して言い難い街の一角にあるそこに響く、ドスの効いた不穏な低い声。 あたりには大量の魔剤の缶が捨てられており、カラカラという音を立てながら転がっている。 そ…