MAZIMANZI’s blog

剤の味は罪の味

究極のアンガーマネジメントについて教えてやるよ。

短気 は損気とはよく言ったものである。

 

本当にその通りだぜ‼️なぁ、セフィロス‼️⚔

 

突然だが、人間生きていれば自分の長所や短所を聞かれる機会というのが時たま訪れる😂

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パーフェクトなオレ様は言語の魔術師🧙なので、ほとんどの短所を長所や伸び代にしてうまく言い換えることができる。

 

つまり、目だった短所などない... はずなのだが、唯一にして致命、どうしてもポジティブには変換できない短所が一つある。😞

 


それは、短気。

短所を聞かれた際には必ず短気と答えている。😡😠💢


オレは短気なので、怒られたりしたことを笑いやジョークに変えてしまえるようなスキルを持つ、ある意味ふんわりとした人をマジでリスペクトしている。オレもそういうふうになりたい。

 

みんなもなれるぜ。この記事を読めばな。


ところで、当たり前にみんなが使う言葉である短気とは、一体なんだろうか❓


短気にもいくつか種類があると思っている🎲

 


例えとしてだすのは、身近な短気、ゲーム。🎮

 


オレはほとんどゲームに対してキレることはないし、クソみたいな遅延や煽り行為をされても、多少気分が良くないとはいえキレることなんてまずない💩

 

もちろん、続きはfantiaで‼️とかいった輩に対しても仏の如き笑みで受け流す。☺️


話が逸れる。あれは今から10年前...⏰🌀


今とは似ても似つかない可愛いショタだったオレ様はヨッシーアイランドというゲームをプレイしていた。

 

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やったことあるかな❓スキーのステージがムズい。

 

そのゲームはヨッシーが主人公で、背中にマリオやドンキーコングの赤ちゃんを乗せてプレイする2dアクションゲームだったのだが、ヨッシーがダメージを受けると背中のベビィが分離し、啼き声を上げる。🍼👶

 


その時の鳴き声が

 


ビエエエエェェェェェェェーーーンンwwwwww

 


だとか

 


プゥットブゥゥwww

プゥットブゥゥwww

 


だったりと、まぁなかなかに腹の立つ鳴き声が揃っている。

 

まるで、

怒りのバンドブラザーズ🥁である😡


当時何回やってもクリアできない面があったオレは、1日に何度も流される哀れなベビィマリオとベビィドンキー相手に🦍

 


「ウルセェんだよ‼️🔥」

 


とキレてしまった。

 


この時、母上に、

 


「ゲームはキレてやるものじゃない‼️キレるんだったらやめろ❗️」

 

と一喝された。

 


今でも額縁に飾っておきたいと感じるくらいの名言である。🖌

 


eスポーツに道場というものがあるのなら、おそらく道場の真ん中にデカデカとこれが力強く書かれた半紙が飾られているはずだ🎮

 

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こんな感じのアレ。

 


後日、冷静になったオレはゲームに対し怒ることを恥じ、それ以降ゲームで怒ることは今に至るまでほとんどないし、ましてや端末に当たるなど持ってのほかである🧊

 

端末に罪はない。


だが、そんなオレでも抑えるのに相当苦労する類の怒りがある‼️


それは無実の冤罪だ‼️


これは去年あった実話🔥なのだが、自分が自転車置き場から自転車を出す時、なかなかとれないので少し強引にガチャガチャやっていたら通りかかった爺さんにいきなり、

 


「自転車🚴を盗むな‼️ 」

 

と怒鳴られたのだ。

 


†完全犯罪†(PERFECT CRIME)ならぬ、

†完全冤罪†(PERFECT RIFUZIN)である。

 


無実の罪でオレを糾弾、

もはやCRIMEを超えてSIN。✝️

 

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世俗の罪でなく神に対する罪である。

 


このような理不尽な怒られた方をすれば誰でも少しは腹が立つものだろう。😞😞🤩

 


だが、もしそこで怒りを抑えられずに激昂したり、爺さん👴に掴みかかったりでもしてみよう。🙁

 


その時点でこちらが

†罪深キSINNER†になってしまう。

 


こっちは理不尽に怒られていて落ち度がないのに、キレ返してもこちらが負けるという最悪の不利トレードを仕掛けてくる相手というものは時々いて、その悪質性、強さともに怒り界のtier1である💢

 


そんな時、どういう風に受け流したらいいのだろうか。🌪🤧❓

 


今日は、長年短気に悩まされてきたオレが開発した最強のアンガーマネジメントを紹介したいと思う。

 


かのアドラーも子供の時は癇癪持ちであったという。(間違っていたらすまん❗️)🔍🤓

 


短気なオレだからこそ、誰よりも深く短気、そしてその原因や深淵、真理と向き合うことができたのだ。



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感謝するぜ。

これまでの理不尽に怒られ

全てに‼️💕

 


そうそう、なぜこんな記事を書こうと思ったかというと、10月に入ってからこう言った理不尽な怒られ方をする機会が4回もあったからだ。慟哭‼️🔟

 


いわゆる世間のアンガーマネジメントはこうだ。

 


怒りのピークは6秒しか持続しない。だからそこを死ぬ気で抑えろ、だったり、お互いの考えの違いに意識を向けよう と言った感じだ。☹️☹️


だが、それらは全く効果がなかった。😩😩

 


人がそれぞれ違うように、怒りの制御の最善策も人によって異なるのだ⛓

 


試行錯誤の末、

オレが辿り着いた

結論はこうだった。

 


心の中で復讐をする。

 


これを聞いて何と思っただろうか。

 

イキリオタク❓陰湿チー牛❓🤓

 

いやいや、

舐めてはいけない👅

 


オレの復讐はとってもコミカルだ✨

 


ここにこそポイントがある🔘


間違ってもそいつを脳内で殺したり、

拷問したりしてはいけない💀✖️

 


脳内で殴ったりするのもアウトだ。

 


殺す‼️なんて考えては、ますます相手に対する怒りが増幅するばかりである。

 


大事なのは親しみ

 

リスペクトであり、ラヴである❤️

 

そう、相手に親近感を覚えることが大事なのだ👬

 


そして、人類である以上性欲というのは共通のトピックスである🏩

 


もう理解りますね❓

 

卍究極論法卍 QED🤓

ニッチャアアアア..w(決まった...)

 


野球、ゲーム、車、サッカー、お酒、アニメ...

 


世に趣味数あれど、全員が興味があるものなんてなかなかないだろう。

 


野球⚾️に微塵も興味がなく、ルールさえ分からない奴もいるだろうし、架空のゲームの生物を見ればなんでもポケモンだと認識するくらいゲームに疎い奴もいる。⚽️

 


だが、性欲はどうだろうか。

 

それは生まれながらに課された†神ノ業†

またの名を、

失楽園の付属品、

アンハッピーセットである。

 


人である以上、皆性欲というコンテンツに対する興味からは逃れられない。

 


まるで無理やり頭を掴まれてそちらを見ることを強制されているが如く、抗えない‼️‼️

 


真面目そうに見えるやつや、お堅い雰囲気のいけすかないやつだって、家に帰ればVRのエロ動画とか見ちゃったりして、シコシコドゥルドゥルしたりしちゃってるに違いない。🤍💕😻

 


これこそがトリガーになる🔑‼️

 


性欲関連でしょうもないお仕置きを相手に与えることで、ムカつく相手をコミカルな存在に変えることができるのだ。

 


オレがよく使うお仕置きはこれだ。

 


・一生エロ動画見る時に広告が無限湧きするようになってしまえ‼️📺


・自分のチンコがウンコの匂いになって、シコるたびに霧散するスメルに悶絶しろ‼️💩

 

精子の色が虹色になって、射精するたびにおもちゃの魔法のステッキ見たいな、シャリラリラン♪✨って音が流れるようになっちまえ‼️

 

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イメージ図。

 


などである。

 


どうだろうか。

 


随分としょうもないと感じないだろうか。

 


くっそしょうもないお仕置きを脳内で与えることによって、これは相手困るだろうなぁ。

 


所詮偉そうにしているこいつもオレと同じ人の子なんだもんなぁ、スケベに困ると苦しいよなぁ❓

 


と考えてしまい、不思議と相手に謎の親近感や慈悲の心が生まれる。そして、許しと内省が生まれる。

 


これこそが、

ブッダも、アドラー

到達できなかった

境地である‼️

 


相手を理解できない存在だと思うからこそムカつくのだ。

 


友達とすれ違いで喧嘩したところで腹は立つかもしれないが、殺す‼️なんて風にはならないだろう。そして仲直りの方法を模索したり、自分にも落ち度がなかったかを考えると思う👬

 


それを可能にするのは、友達との絆であり、お互いを得体の知れない存在だと思ってもいないし、

対等な存在

だと思っているがゆえである。🟰

 


格下のくせに生意気だ。 とか、 

上司だからって偉ぶりやがって 

みたいなふうに、地位の差は心の断絶を生み、時として怒りを増幅させる。

 


友達とは対等であるからこそ、このようなことは感じることはほぼないだろう。

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性欲は、この図においておれんじ色の楕円ど真ん中だ。


そこでッ‼️

 


性欲の出番なのである✨

 


性欲には上も下もないし、皆愚かしい獣として、

卍肉の檻卍に囚われている限り逃れることのできないサガである。🍖⛓

 


こう考えると、皆が皆、なんだか愛おしく感じられないだろうか。(上位種族並感)

 


このように、相手に下ネタ方面でクッソしょうもないお仕置きを与えることで、相手に親しみを覚えて怒りを中和するだけならず、笑いにも変えてしまえるという高等テクニックなのである😋

 


みんなも理不尽に怒られたら、

是非やってみよう‼️

 

 

 

 

 

 

人は自分のASMRで寝られるのか❓

常識を疑え‼️‼️

 

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こんな言葉が、今色々なところでやいのやいのと持て囃されている。🤓

 


とは言っても、各個人がそれぞれ持つ”常識”に固執することは心地がいい。

 

それこそ己のうちに存在する実家のようなものだ🏠

 

あえてそこを離れる挑戦者は、それ自体がある種の才能と言っていいだろう🫣

 


しかし、オレは天才なので、

それが可能である。

 


例えば、ついこないだも魔剤は体に無害だという常識を疑い、それを打ち破ったのが記憶に新しいだろう‼️🤩🧐

 


さて、これから君たちが囚われている常識を一つ提示して見せよう🦜⛓

 


寝る時に聞くASMRは、女性ボイスのASMRだ。

 


さて、どうだろうか。

 


おそらく読者の99%が、当たり前だろ。と思うかもしれない。

 


もし、一本取られた‼️と思うなら、オレのTwitterと魔剤詩篇集をフォローして、テープが擦り切れるほど読んでその柔軟な思考を学ぶと良い。

 


だが、あえてその常識を疑ってみるといい。

 


別に、男の声でもいいのではないか❓と。

 


オレがこんなことを言うのにはワケがある。

 


かつて21世紀の煩悩と色欲の未来デパート、dlsiteでは期間限定でそこそこの種類の音声作品が聴き放題だと言うキャンペーンがやっていた。

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そこには当然エッチな音声作品も含まれており、オレ含めて鼻息荒くしたオークのようなものによるアクセスが殺到した。🐷🐷😤

 


オレももちろんテープが擦り切れるほど聴いたのだが、その際あることに気がついた。📼

 


無料ボイスの中には、女性向けボイス というものあるぞ...♬


と。


早速ワクワクを胸にクリックしてみると、普段オレたちが見ているdlsiteに勝るとも劣らないラインナップの音声作品がずらりと並んでいた。


そこでオレは、Twitterのネタにしようとおふざけ半分で、イケメンがサムネに映っている耳かきボイスを再生してみた。🦻🧏‍♀️


こうして、布団に横たわる。🛏

 


さぁ、再生のボタンを押すぜ...🪺

 


ん❓

 


ん❓

 


んん❓❓

 

 

 

良くね❓(ELEGANT‼️🤩)

 


瞬間、オレの中で

 

†革命(REVOLUTION)†

が起こってしまった。

 

まさにパラダイムの一大転換である。

 

常識というメガネのレンズが🕶

付け替えられたのだ‼️


なんというのだろうか。優しく響くような低音が、体の底に染み渡り、全身のチャクラが開闢くような感覚に襲われた。👁🌀🧿


それは決して気持ち悪い、嫌な類の感覚ではなく、違和感なくすっと五臓六腑に染み渡る快感であった。😵‍💫

 


声が高くない故に、すっと入ってくる心地の良さ🫠

 


そして、合唱の際のバスのように、ASMRという一つの合唱作品の底に流れて、メインパートである耳かきの音を邪魔しない控えめなボイス...

 

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ASMRは合唱だ‼️♬

さまざまなパートが合わさり、

一つの†作品†へと昇華される。

 

これが高めの女性ボイスだとこうはいかない。

 

可愛い声が際立ち、メインであるはずの安眠への切符、耳かきパートより目立ってしまう。

 

オレより目立つな‼️

 

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オレは男なので、男が喋る音声作品を聴いていると、ちょっとクサいと感じるような台詞もあったが、そんなのはすぐに気にならなくなった。

 


そして、このままオレは安眠の世界へと誘われた😴

 


名も知らぬサムネのイケメンによって。

 


翌日、オレは女性向けASMRで無料公開されているものを片っ端から聞き漁った。😳

 


声が高めで、何個か刺さらないものもあったが、大抵のやつは非常に気に入った‼️🗡🗡

 


そして、そんなキャンペーンも終わってしまい、月日は流れた🌝

 


だが、ここで終わらないのが、

オレが天才たる

所以である🤓


ここからしばらくオレの自慢が続く。

 

不快に思う方はまずはオレのTwitterをフォローして、徐々に自慢と自分語りに耐性をつけてからリベンジしてほしい。

 


名付けて、

草津温泉方式である‼️♨️

 


草津温泉では、強度の酸性を誇る源泉にいきなり浸かるのにはハードルが高いため、徐々に成分濃度と温度が上がっていく4段階の風呂が用意されており、レベル1からスタートして徐々に体を慣らしていくのだ‼️♨︎

 


話を戻そう🌀

 

突然だが、オレはよく声がいいと言われる。一度や二度ではなく、これまでのありとあらゆる場所で言われてきた。


あるバイト先ではアナウンサーになれると言われたし、あるバイト先では声優になれと言われた。アメツチでは館内放送担当になれると言われたし、インカムの声がかっこいいと好評である。


教育実習に行った時は、初回の授業で殆どの生徒を睡魔の鎌でバッタバッタと薙ぎ倒したものだが、その際の授業評価では、ほとんどの項目が最低評価になる中、声だけはいい と書かれていた👨‍🏫

 


また、別の先生には、

 

声だけはいい男から、

声もいい男になったと言われた。

 

素晴らしい進化である。

 


ツイキャスをやっていたら偶然居合わせた人に朗読をしてくれと言われたこともある。📚

 

自分で聞く声は人が聞く声とは違うというし、ぶっちゃけどういいのかわからないが、いろんなところでそう言われるということはそうなのだろう。

 

そこで、ついこないだ、悪魔的な発明をしてしまった😈‼️‼️

 


アウフヘーベン(超級)卍である。


そのアイデアとはこうだ。

 

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オレの声が本当に良いのなら、適当な女性向けASMR台本を、オレが朗読して、それを聴けば寝れるのではないか❓ということだ。

 


このナイスなアイデアをバックアップしたのは、こんな話だった。

 


たしかさくらももこのエッセイだっただろうか。間違っていたら申し訳ないが、その中で飲尿健康法について記されていた。🤮

 


自分の尿は一度自分の体内を巡った液体。

そう、自分の体を知り尽くした液体である故に、自分の体に非常にマッチしており健康にいい。

 

もちろん試したことがあるが、感想は最悪だった。

 

ならばなぜその理屈を使ったのか。

 

自分でも良くわからぬが。


つまり、自分の声というものこそ、一番自分にヒットするのではないか❓と💥‼️

 


オレは度々言っている。外の世界を探究し尽くしたと嘆くなら、己の内という†小宇宙†に目を向けてみろと。

 


早速、pixivで適当な台本を見つけると、演技モード全開で朗読を開始した。少々小っ恥ずかしかったが、迫真の演技のためにはそんなものなど撃ち捨てなければならぬ。

 


こうして朗読した音声はなんと10分にも渡った😮‍💨

 


そして、卍夜卍🌖

 


布団に横たわりながら、この音声作品のボタンに手を伸ばし、

 

いざ、

 

†再生(START)†...♬

 


ん❓

 


ん❓

 


んん❓

 

 

 

良くね❓(†ELEGANT†)

 


革命、再び起こる‼️💥

 

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自分の声を自分で聴くと気持ち悪い とはよく言われることだが、そんな違和感は全くなかった。

 


というか、普通に良くね❓

 


やはりあの飲尿健康法のアイデアは間違っていなかったようだ。

 


すっと体に染み渡る、天然水のcmのような心地よさ🍵

 


これぞまさに究極の地産地消

 


声だけを聴くなら、マジでどこの誰❓と錯覚するような出来であった🤭

 


イケメンのサムネが良く似合うような声だった。 

 


しかし、中身は今キモい顔をして音声を聞いているこのオレである。

 


これが本当のワタシ‼️✨

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声だけは、イケメンサムネでも違和感がないはずなのに、今こうしてキモい野郎が一人、寝っ転がって音声を聞いている。🐷


この現実感の乖離に、脳が混乱を起こしそうだった。


声だけなら、犬系イケメン🐶だか猫系イケメン😻だか知らないが、とりまそんな感じなのに、音声を聴いているオレは牛系ブ男🐮である。


いわゆるイケカテや同人声優の中に、顔まで良い人はどれだけいるだろうか❓


いやはや、性別と例えを変えれば、Vの中身で顔まで可愛い人などどれくらいいるだろうか❓

 


そんなこと、考えたら野暮である。

 


誰もミッキーの首を取ろうと思わないように、ファンタジーに現実というメスを入れるほど野暮なこともない🗡🍽🐭

 

金ピカのメッキは、剥がさないでおくものだ。

 

いずれ自然に剥がれ落ち朽ちる、

 

その刻まで。🌳💀

 


不可思議な❓眠りに堕ちながら、オレはこんなことを思ったのだった。🛏

 


同人声優の顔って、見ちゃいけないぜ‼️

 


イナズマイレブン

卍今日の格言卍

 


人は自分のASMRで寝れます。みんなもやってみようぜ‼️

 

声優の顔は、多分あまり見ない方がいいです。

 

恋人と別れるかもしれません

本当にあった怖い話や、奇跡体験アンビリーバボーなんてものが、世間では人気のテレビ番組の一つである。

 

勿論オレも大好きだ。こういう非日常的な番組は何より面白いし、興味深い。

 

そんな奇跡体験アンビリーバボーの中で、たけしはこんなことを言う。

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あなたの身に起こるのは、明日かもしれません...

 

そんな出来事は、オレの人生には結構起きている🤥

 

しかし、そんな奴らと比べると最もしょぼい... それでありながら、最もショッキングな体験をここ1ヶ月ほど味わっている❗️😋

 

本当に恐ろしい内容なので、覚悟がある人のみ読み進めてほしい。この記事を読んで怖くて眠れなくなったというクレームをもらっても、オレは一切対応しないからな。👻💀

 

https://m.youtube.com/watch?v=JCCqBU7XZ1E

 

さて、ここまで読んできて、己の身にも起こりうる深淵を除く覚悟のあるものだけ、ぜひこの動画の音楽をbgm♬に、オレの恐怖を追体験してほしい。

 


・無限魔剤編‼️

 

オレと言ったら魔剤。魔剤と言ったらオレ。

 

そう言っても過言ではないくらいオレは魔剤を愛している。

 

魔剤がない人生など考えられない。

 

魔剤こそがオレに取っての1日の始まりを告げる時計であり、

世界標準時だ。

オレ様が世界だ。

 

魔剤こそが、オレにとってのグリニッジ天文台なのだ。⏰

 

そんな魔剤はもはや嗜好品の域を超え、生活必需品と化している。

 

ご存知の通り、毎日のように魔剤を飲んでいるオレは、魔剤戦記という小説を書いたり、魔剤詩篇集というbotを作ったりするくらいのヘビーモンスターアスリートだ。

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魔剤をテーマにした珠玉の詩文が満載。

ぜひフォローしよう。

 

しかし、両者の蜜月🏩にヒビを入れるような、文字に起こすのも並々ならない出来事が最近起こっている。

 

きっかけは1ヶ月ほど前にまで遡る。⏰

 


その日、オレはいつものように魔剤を飲んでいた。全く変わりのない、いつも通りの習慣だ。ルーティーンだ。習慣と化した剤飲行為。

 

もはやそこに意味などないし、考えもしていない。

こうして、オレの全身はしゃきっとパワーにみなぎり、さわやかな始まりを告げるのである。

 

こいつとの付き合いは、中学2年生の時にまで遡る。購買であの魅惑的なフレーズとクールなデザインに惹かれて以降、今日に至るまでほとんどの中断もなく魔剤を飲み続けた。

 

たまに、毎日エナジードリンク生活をしてみた‼️などというレポをする輩がいるが、オレはそんな奴らとは比較にすらならない。何せ7年間ほど毎日欠かさず魔剤を飲んできているのだ。

 

飲んだ魔剤の数が違う、格が違う。

 

きっとこれまでに飲んできた魔剤の量を合計すれば、25mのプールなど余裕で満たされてしまうのではなかろうか。

 

後悔することなどはない... はずだった。

 

しかし、ある時開き始めてしまった地獄の蓋から漏れ出した、悪夢の片鱗が姿を見せ始めたのだ。

 

この頃のオレは、もはや当初のように一日一本では飽き足らず、一日二本を超え、昔は禁忌とさえ考えていた一日三本を平気で飲み干す領域にまで足を踏み入れていた。

 

代償を刈り取る生命の取立て人の足音など、気づくこともなく呑気に...💀

 

こうして、愚鈍なオレは、軀を賭けた蒙昧なるゲエムへの参加券を手にしていた。

 


・無限無気力編


ある朝、目が覚めると自分が巨大な虫になっていた... というのは、有名な小説のあらすじだ。

 

そんな荒唐無稽の設定... と思うかもしれないが。数日後の朝、起きたらオレは虫になっていた。🐜

 

虚無の虫、虚虫に。

 

何をする気も起きず、頭が痛い。意識は朦朧としている。昆虫のように夢もなければ希望もない。無駄という無駄を徹底的に削ぎ落とした、感情の欠落した小型機械。

 

これだけなら問題はない。どうせ寝不足だろう。

寝れば治る。🛏

 

しかし、ここで希望は砕ける‼️

 

前日は8時間ほど寝たにもかかわらず未だ眠気が襲い来るのだ‼️

 

瞼は重く堕ち、あくびは止まることを知らない。

 

かましい。睡魔というノイズがオレの思考を遮断する。

 

オレの体がオレのものではないような、まるで入院明けの数日のような身体の違和感である。

 


そして何よりも恐ろしいのが、異常なまでの気分の落ち込みだ。

 

オレは自分の元気さと健康には自信があったのだが、この日はどうもダメだった。

 

何をやっても心が湧き立たず、やるべきことに対しても全く進捗を生み出すことができない。

 

昔よく食べたお菓子に、カービィの混ぜると味が変化するガムというものがあり、その中には一緒に食べると味を無くさせてしまうという灰色のガムが入っていた。まさに心がその灰色のガムになっているかの感覚に襲われた。

 

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カービィのガム🍭

 

食ったことのあるやつはオレと気が合いそうだぜ。

今でもファミレスのレジ付近によく売っている。

 

いつもは、

よしやるぞ‼️

 

となにらかのモチベーションに突き動かされているオレだが、今日に限っては代わりにため息のみが出た。😮‍💨

 

スマブラも、シャドウバースも、勿論書きかけの小説を書く気も起きないし、このブログだって気怠げにしたためている。

 

とにかく、一度眠ってみようと試みるのだが、全く寝付くことができない😢

 

意識ははっきりとしているのに、いざ起きようとすると全く体が動かない。

 

なので仕方がなく惰性で横に転がっていると、頭の中には、

 


オレは何をやっているんだ。

何をやっても無駄ではないのか。

 

というような、普段ではまるで考えないような憂鬱な思考がとめどなく次から次へと湧き出てくるのだ。

 

このテンションをどうにかした伝えるべく、いつもはチョモランマな絵文字を、ここの項では、

スクナメで表示している。

 

止まることを知らないその思考に打ちのめされ、その思考が湧いてくるのをシャットアウトしようとしたが、無駄だった。

 

空気や霧を遮断することが困難であるように、どこからともなくその最悪な思考は湧いてくる。

 

ついにこの状態に耐えかねて、外に出ることにした。

 

外に出るというのはオレに取っては特別なことでもなく、毎日行っている。

 

昔から家でじっとしているのが耐えられない性分であり、暇な時は毎日一日の大半を外出や散歩に当てて過ごしている。

 

家にいるとどうも気が参るからダメだ。

 

そう思って外出しているうちに、気分はいつもの晴れやかなものへと戻っていった。

 

まぁ一日の半分くらい、こうして憂鬱な気分になる時だってあるだろう。

 

そう思って、すっかり回復したオレはこのことなどほとんど忘れてしまっていた。

 

しかし、この時以来、このような無気力に襲われる機会が非常に増えた。

 

そしてつい先日も無気力に襲われ、気がついてしまった。

ひょっとして、魔剤の反動を喰らっている❓ 

と。

まさに、攻撃されている‼️

と言った感覚である。

 


オレは7月から、肉体労働のバイトを始めた。かなりの量の汗をかく体力勝負のバイトであり、オレは気合を入れるため、いつもの3本の魔剤に加えて、出勤前にも魔剤を飲んでいた。

 

なんとその数1日4本である。🤮🤮

 

🤮🤮🤮🤮🤮🤮🤮🤮🤮🤮🤮

一面のウップスくん。

 

こうなるともう、体調を崩さない方が無理だという話である。

 

時折オレに対して、鬼の首を取ったかのように、魔剤の過剰摂取により死んだ人の記事を見せてくる人がいる。👹

 

オレはそいつらを自制の効かぬバカにして笑っていたが、実は彼らと今のオレの摂取量はそこまで変わらず、もうオレはくるところまで来てしまったのかもしれないと戦慄した。

 


そこで、一つの仮説を試すために、魔剤を飲んでみた。🔍

 

この無気力感は、魔剤が切れているが故に起こるのではないか❓ と。

 

その瞬間、なんということだろうか‼️

 

血管という血管を生気が駆け巡り、倦怠という泥は瞬く間に攫われた🫀

 

あんなに重たかった瞼はぱっちりと開き、憂鬱な気分は和らいだ。👁‼️👌

 

オレの体を、母なるカフェインが包み込み、侵食するのを感じる。🌍

 

この代わりようがどれほど劇的だったかを表現するには、魔法少女の変身バンクという言葉がふさわしいだろう。✨

 

腕、脚、頭、体。、さながら変身するかの如き劇的な転身だった‼️

 


この時、オレは知りたくなかった真実に、手を伸ばしてしまった。

もしこれがどこか他人の出来事で、オレが聖書の神様だったとしたら、この真理に手を伸ばした時点でソイツを楽園から追放していたレベルだ。💇‍♀️

 


そう、数日前の不調、あれは魔剤の欠如ゆえに起こり、魔剤を飲むことはあまりにも日常のルーティーンに同化していたが故に‼️勝手に不調は治ったと錯覚していたが‼️あれは散歩ではなく、散歩がてら飲んだ剤によって治っていたのだと‼️‼️🌳

 


この衝撃たるや凄まじい。人生の相棒とも思っていた魔剤が、実は体内で悪さをしていたとは❗️

依存させるという狡いやり方で、オレを虜囚していたとは❗️

 


ずっと味方だと思っていた仲間キャラが、終盤になって裏切ったかのような悲しさ、そして切なさ、憤慨である。

この無気力の犯人が魔剤だったとは。

もしこれが真実なら、あまりの衝撃にこの世の全ての推理小説はチープなものになるだろう。

 


いや、散々言われていたではないか。魔剤は体に悪い。と。

一度や二度ではない。

 

かつて英会話の授業のスピーチで、

魔剤を1日に二本飲んでいることをたからかに宣告した時。

いつもテンションが高い英会話の教師にマジトーンで

それはやめた方がいい。

と言ったことも。

 


今となっては懐かしい記憶である。

 


それでも信じていたのだ。こいつが体に悪いわけがない。オレはこのデメリットすら打ち消せる健康体であると。

 

根拠のない批判ならぬ、根拠のない自信に満ち溢れていたのだ。

 


森から人里に降りてきた異形を

やめて‼️この子は悪い子じゃないの‼️🐻

 

と庇う少女の如く、オレはひたすらカフェインとバカみてぇな砂糖の害悪性を擁護しながら、ガブガブと摂取していたのだ❗️

 

今更奴が牙を剥いたところで、

もう、遅い────💥

 


かつてはオレが主人であり、カフェインというのはオレによってコントロールされる従順なチワワであった。

 

だが今や、カフェインがオレの手綱を握っており、主従関係は完全に逆転した。🐶

 

沈黙のうちに。

かつてのチワワは、最早獰猛なケルベロスと成り果てたのだ。

最早オレは、カフェインに翻弄されたスレイヴだ。

カフェインというご主人様に、すっかり

†オペラント条件付け†をされてしまい、

カフェインが枯渇すると、

クゥーン、クゥーンとせつなく泣いて追加の魔剤を懇願することしか許されない。

 

なんて惨めなのだろうか‼️

 

こんな現状が許されていいだろうか。

いや、よくない‼️‼️


この絶え間ない虚無にすら、抗って見せよう。

 

オレは幾度となく、†戦†を乗り越えてきた。⚔

幸にしてこの無気力状態の中でも、この陋習を断ち切るという決意はかろうじて残っていた。

 

そう、パンドラの箱のように‼️

 

夥しい疲労と、ブロックされたアデノシンの中に、残されていたのは生活習慣改善の希望。

 


それに、オレの下腹部を見よ‼️

 

毎日運動しているにもかかわらず、償い切れないほどの罪が脂肪となりて、蓄積している。

 

ちなみにだが、オレは週に4日ほど、5〜6kmをランニングしているし、毎日2万歩ほどは外を歩いている。

 

それにこれはただの自慢だが、

昔はリレーの選手でもあったのだ。

 

自慢したいからデカくしたぜ。

これだけは覚えて帰ってくれよな‼️

 

それにバイトはかなりの肉体労働で、毎回凄まじい量の汗をかく。

 

それでも、魔剤の力の方が強いのだ‼️‼️

 

体力には自信のあったオレが、こうも簡単に魔剤に負けてゆく。

 

 

減っていく罪より、

重ねられる罪の方が多い❗️

 

それを、オレの腹は言葉無くして雄弁に語っている❗️

 

†怠惰†は布切れ一枚で隠されて、

恥ずかしげもなく街を闊歩する。

 

己の†GREEDY†を見せつけるように揺らしながら。

 

本当に醜く、今すぐ下品なデヴラ屋さんで精肉されても文句は言えないレベルである🍖


剤という恋人と別れるのはとても辛い。


魔剤を飲みすぎて効き目が実感できなくなって来る頃に行う、1週間程度の毒抜きの効果は誰もが認めるところである。

 

ならそれを、まずは騙されたと思って1ヶ月やってみよう。

 


別の犯人説

 


散々魔剤がさも悪役であり、真犯人であるかのように書いてきたが、ここにきて別の犯人の説が浮上してきた。

 

やはり、事実は小説よりも奇なり📕である。

 

ソイツの名前はストラテラくんである💊

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真っ青なカプセルがとってもクール‼️

慎重派のしっかり者で、いつも猪突猛進のコンサータくんとはケンカしているんだって❗️

かわいいね❗️💕

 

ストラテラとは、かの有名なコンサータ、そしてインチュニブくんという少しマイナーなやつに混じって、3大有名アドハド薬である。🥴🤗

 

この三つは、

シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマーみたいなもんである。

 

ちなみにだが、だいたいみんな知っているだろうがオレはADHDである。

 

脳内でのイメージは、

はわわ系のドジっ子魔法少女で頼む。(魔法少女・アドハド卍も夜露死苦‼️)

 

信長が本能寺で死んだとか、日本の首都は東京だとか、それと同じくらいの常識だぜ❓

 

真っ青なカプセルに包まれたコイツには、多動や衝動、騒がしすぎる思考を抑える働きがある。😑😑

 

ただその効果により、頭の中があまりにシーンとしてしまうことがある。😐

 

まさにこの色の通り、頭の中をもブルーにしてしまうのだ。🟦

 

クール系通り越して無気力系である。

 

今のオレは、やれやれ系主人公が真っ青になる程、感情が卍死んで卍いる。

 

ついてこれるか❓この領域に。

 

話を戻そう、効果としてはとにかく感情が平坦になる感じだ。 

 

いい感情も、負の感情も穏やかになる。

 

例えるのならば吉良吉影のこんな格言みたいな感じになる。

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ネットでストラテラのことを調べてみると、

 


ストラテラのせいで感情が死んだ。

ストラテラ 無気力 

などが大量にヒットする‼️🔍

 

ひょっとしたら、コイツのせいでもあるのかもしれない🧐

 

そう思って、ストラテラくんの服用も少しやめてみることにした。

 


どうやら、このストラテラを飲んだ後の静かな脳内こそ、健常の人の脳みその世界らしい🏘

 

健常の世界、つまらなすぎだろ‼️

 

 

 

ならば、

そんなつまらぬ世界など要らぬ‼️

 

そうするとまた多動やドジが増えて怒られる機会が増えるだろうが、仕方がない‼️

 

ドジで多動で衝動的。だが常にやかましく賑やかで楽しい脳内。それが本当のオレなのだ❗️

 

結論

長年付き添ってきた二人の恋人。

魔剤とストラテラ

彼女らと1ヶ月お別れします‼️🎉

メリケンの魔剤を飲もうぜ‼️

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横田基地... そう、年に一度、普段は手に入れられないレアな魔剤たちがアメリカよりやってくる場所‼️🌟

 

剤界では知らないヤツはいないというほどのビッグイベントであり、一度は憧れる聖地である。🕋

 

そんな魔剤世界のメッカとも言える場所、実はオレは一度も行ったことがなかったから、先日やっと行ってみたぜ‼️(どうやら去年とかはコロナで中止になってたっぽい)

 

実は、というか結構びっくりした話なんだけど、完全にオレが魔剤モクすぎて、来てる人は大半が戦闘機などを見にきているらしい(普通に魔剤イベントがメインだと思っていた...😱)

 

そんなものだから、魔剤ファンとミリオタが少しきているんだろう。くらいの軽〜い気持ちでメッカへの旅路を開始したら、さぁ大変‼️

 

まず辿り着くまでが長い❗️オレの住んでいる場所から最寄駅のブル浜までが3時間はかかる。途中の電車に、レッドブルの帽子を被ったニーチャンがいて、

 

(こいつ絶対魔剤目的で来てるぜ❓)と思っていたら、案の定ブル浜で下車❗️

 

そんな感じで同士が着々と見えてくることに気を良くしていると、電車内でのアナウンスが頭をよぎった。

 

最寄駅の牛浜は大変混み合いますので、うんたらかんたら〜 

 

まぁ、大したことないだろう。そうたかをくくっていたら、駅からずらっと伸びるヤバすぎる行列。

 

とりまブル浜でウンコ💩してから行こうと思ってトイレに入ったら、個室で衝撃的な文章を発見‼️

 

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どうやら、夜の7時になるとこの穏やかな街のトイレは違った顔を覗かせるらしい‼️

 

メッカへの巡礼、随分とインパクトの強いお出迎えである。

 

気を取り直して、駅から伸びるクソ長い列に並んでいると

 

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あちこちの電柱にこんなものが貼ってある。

 

流石軍の基地に来ただけあるぜ‼️と一抹のワクワクを隠せない。

qrカードには、NEVER read it❗️

 

との文字が。

 

そんなことを言われると読み取りたくなるだろ。

 

スマホをかざすとなんとそこには...‼️

 

再びあのホモの勧誘文❗️😰

ではなく、

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実に平和的な動画に飛ばされた。

ちなみにどこを読み取ってもこの動画に行き着くという結果でした❗️🥺

 

そして、10分ほど歩くと基地が見えてきて、やっぱりそんなに並ぶなんて嘘じゃん と思っていたら...

 

途端に、折り返すッ...❗️

炎天下の中、まさかの折り返し‼️

 

そうか、剤を得るためには過酷な道のりを歩まなくてはならないんだな❗️

 

普段行列が大嫌いなオレだが、ここまで来て仕舞えば仕方ない。炎天下でスマホの画面もよく見えない中、シャドウバースをして時間を潰す。

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長すぎィ❗️

 

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道中、某キャラクターとご対面。

R.I.P 星野ロミ😤

 

結局、オレの予想に反して、軍事にも魔剤にも興味ナサげな家族連れなどがめちゃくちゃいて、まぁ並ぶ並ぶ。ガバガバな列整理、割り込みヤローなども現れる中、結局中に入れたのは2時間ほど並んだのちであった。

 

なげーよ‼️😡

 

でも、待てば待つほど得る魔剤も上手くなる‼️

 

さぁ、入場したら後の目当ては魔剤魔剤魔剤魔剤魔剤魔剤‼️

 

天神キッズのようにゲートをくぐり全力疾走するオレ。しかし、どこを見渡しても魔剤が売ってそうな場所はわからない。

 

すると‼️なんと魔剤のタワーを築いて写真撮影をしているお兄さんがいるではないか❗️

 

話しかけて見ると、オレの首元にある飾り、

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を見て、魔剤好きなんですか⁉️と嬉しそうに売っている場所やそれぞれの味、買う時の注意なんかも教えてくれた。やったぜ‼️

 

何せ世界に一つしかない自作の代物である。オレの魔剤に対する情熱が伝わったらしい。

 

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先に貼っておく、獲得した魔剤たち。

こうしてお兄さんの教えてくれた場所に赴くと、レッドブルのゲートが‼️

 

こんなヤバそうなの飲んだら、オレの連載している小説、†魔剤戦記†の中では圧倒的なチートキャラになってしまうよ❗️(宣伝を忘れない男)

 

特に二番目の鷲が書いてあるやつは、昔友達が海外旅行に行った時や、バイト先の後輩にプレゼントしてもらった思い出の品である。

鷲と盾の紋章が、神聖魔剤帝国みたいでカッコいい‼️🌟

 

 

早速ゲートをくぐり、ここからはもうバーゲンのおばちゃん並みに購入、購入⭐️

さながら年に数回しか開かれない、異国の市場ときた。その熱気や興奮は凄まじい‼️

 

よく歴史の授業とかだと、生徒が眠くなる箇所No.5くらいに入る、《定期一や商業の交流》などの場所。

実際に目にしてみると、その熱気は居眠りとは無縁だぜ❓

 

こうしてウキウキで両手と鞄に戦利品(全部で10kg)くらいあった を入れて、目的を達成❗️

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ついでにメリケンビールとハンバーガーを購入‼️

 

こういうところのビールってだいたい割高だから頼まないようにしているんだけど、お祭りとかに行くと確定で雰囲気に呑まれて買ってしまう❗️

 

まぁ、ここでしかない雰囲気を楽しむためのものだしいいか🎵

 

親切なお兄さんに感謝しつつ、友達へのお土産のために再度魔剤を購入し、基地にグッバイ👋❗️

 

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戦利品。並べているだけで楽しいぞ‼️

さぁ、どれから飲んでやろうかな❓

 

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ちなみに一番現時点で美味い😋のはこれ‼️

スタバの魔剤‼️よくスタバの新作スタバの新作っていうけど、これがスタバの地下に封印されしプロトタイプだとでもいうのか⁉️

 

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戦利品を運んだオレの腕。キツすぎィ‼️

 

そして、日本の魔剤と海外の魔剤を比べてみるとその大きさの差が一目瞭然‼️米兵のガタイ並の

 

死に逝く君、館に芽吹く憎悪をやろうぜ‼️

ついこないだ、死に逝く君、館に芽吹く憎悪というエロゲームをプレイし終えたので記事を書きました〜⭐️

 

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本日の主役『死に逝く君、館に芽吹く憎悪』だッ❗️💀😰😰😨

 

このゲーム、主題歌をデンカレが担当しているというだけあって、存在自体は5年前くらいから知ってたんだけど、絵柄からなんとなく食指が動かなくて、あとは周りからあまり勧められたこともなくてどうも食指が動かなかったんだけど、先月あたり❓にFANZAで半額セールがやってたもんで、これを逃したら次はないぜ❗️ってことで意を決して購入。

 

興味がない❗️って人でも、デンカレの主題歌『館廻り』はめちゃくちゃにカッコいいから是非とも聞いてくれよな‼️🎸🥁

https://m.youtube.com/watch?v=j3xSZFb1xpA

op、音楽が流れてるぞ❗️

 

ところがどっこい、ダウンロード版を買ってしまったことで今のオレははちゃめちゃに後悔している。

 

なぜって、人に貸すことができないから❗️

エロゲームってのは2回楽しみがある。1回目がまず自分でクリアした時、そして2回目は人に貸してその感想を見るときだぜ。

 

ただダウンロード版を買ってしまったオレは残念ながら誰かに貸すことはできない❗️だからこうやって宣伝❓をすることで遊んでもらおうという魂胆だ。

 

強力ネタバレは避けて話すと、『死に逝く君、館に芽吹く憎悪』、通称にくにくと呼ばれてるらしいこのゲームは個人的にはこれまでやってきた少ないエロゲの中でも相当に面白かった。個人的エロゲーランキングのトップはあの名作、『euphoria』だけど、小学校にありがちな、◯◯だったで賞 みたいに、オレは今まで遊んできたエロゲームのほとんどを高く評価して絶賛している😰

 

例えば、もっとも謎に惹かれたで賞は『chronobox』だし、もっとも興奮したで賞はcycletから出てる『駄作』、もっともカッコよかった賞は『Maggot baits』といった具合に😤

 

その中で今回のにくにくは、最もゾクゾクしたで賞がオレの頭の中で勝手に贈呈された❗️

 

オレはこれまでエロゲームをストーリー目的で買ってばかりいて、エロ目的で勝ったことは無かったんだが、今回のにくにくではバチくそに興奮してしまった🥴

 

今回は、そんな魅力❓をネタバレは避けて紹介して行くぜ❗️

 

①本格的な凄惨展開

 

これまで凄惨さやシーンの過激さを謳うエロゲームはたくさんプレイしてきたと思ってるけど、どれも結局レイプとか凌辱シーンが多くを占めていて、純粋にグロめのシーンとかはあんまり無かったんだよね。どうしてもエロ系の拷問みたいに、エッチな要素を絡めてくるというか❗️

 

その点にくにくは凄かった。もちろんエッチなシーンは少しはあるんだけど、その他はもうほとんど、エロ抜きの多種多様なリョナシーンの数々という徹底ぶりだ。凄惨な展開‼️といいながら安易にエロに逃げない、最後までリョナたっぷりな作品を作ってくれたことに感謝が止まらないぜッ...

非常に満足度が高い...

 

②上位種族の存在

 

このゲームには上位種族が存在する‼️この上位種族が、このゲームの魅力を作り出しているんだよなぁ...

 

ざっくりストーリーを説明すると、この世界に突然見た目は人間そっくりの上位種族がやってきて、人間を含む全ての生物を喰らい始めるのね。主人公達の家族も上位種族に殺されて、主人公だけが死に物狂いで逃げた先にまた別の上位種族❗️😵

 

自暴自棄になった主人公は上位種族の男にナイフを突き立ててしまう。そうすると上位種族の男は不敵に笑い、言った。

 

『君の罪は、万死に値するのだからね───』

 

いや、めんどくさくなってきたな‼️

公式サイトから引用するぜ✨

 

それは、何の前触れもなく起こった――。

平穏だった世界に、突如として現れた上位種族達。
彼らは一方的に人間を虐殺し、世界は混乱の渦へと飲み込まれていった。

家族と買い物の途中だった美亜もまた、その被害に遭ってしまう。
父、母、姉が殺害される中、必死に逃げた先でも別の上位種族の男と遭遇。
自棄になった美亜は、死を覚悟の上で男にナイフを突き立てた。

次の瞬間、美亜の意識は飛んでいた。
自分がどうなったのかもわからず、腹部には激しい痛みが感じられていた。

「私の体を傷付けておいて、勝手に死なせるわけにはいかない。君の罪は……万死に値するのだからね……」


そして、意識を取り戻したとき、美亜は館のベッドの上にいた。
体に傷はなく、服は自分のものではないドレスが用意されている。

その館で再会したのは、あの上位種族の男。
彼は、美亜に館に住むよう命じ、数々の非道な行為を繰り返すようになる。

潰され……刺され……撃たれ……流され……撥ねられ……食わされ……破裂させられ…………。

そして、意識を取り戻したとき、美亜は館のベッドの上にいた。
体に傷はなく、服は自分のものではないドレスが用意されている。

その館で―――――――――

 

ーーー公式サイトから。

 

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とにかくこの上位種族がえげつない。主人公のことを散々いたぶることになるこの上位種族の男は、数々の世界を渡り歩いているうちにただ喰らうだけの生活に退屈し、とにかく獲物を嬲ることに楽しみを見出している酔狂な人。

全ては自分の楽しみのためだけに凄惨な行為を行う人で、銃で撃ってもナイフで刺しても決して死ぬことはない。その上チートみたいな能力をたくさん使うことができる。

 

そして、男は主人公に、館から出たかったら自分を殺してみろ と宣言。

 

主人公は館を脱出できるのか❓という話。

 

いわゆるリョナゲーだと、人外のバケモノや触手に蹂躙されることも多いが、上位種族の男はちゃんと人間の言葉を喋る❗️

 

それに人間みたいな思考をする。上位種族なのにどうして人間と似た姿をしていて人間の言葉を喋れるの❓と言った質問は無粋なのでご法度だぜ❓

 

でも、だからこそ尚更リョナさが引き立つ。

 

そして相手はあらゆるチート能力みたいなのを使える上位種族だから、人間同士の凄惨な殺し合い、みたいな感じとも違う。本当に遊び感覚で軽々と殺してくるからより救い用のなさというか、主人公たちのかわいそうな感じが引き立つんだ。

 

 

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上位種族の男。イケおじでカッコいい。笑顔がお茶目でかわいいね💕ボイスが欲しいところだけど彼には残念ながらボイスがついていない...(唯一残念なところ)

 

③ 精神描写が細かい

 

他のリョナゲーとなにが一線を画しているのかというと、主人公たち女の子の内面の描写がとっても丁寧なんだよね。

 

これはオレの持論なんだけど、リョナは肉体のみにあらず。精神にもあり。両輪揃って初めて至高のものとなる❗️

そんな精神的に追い詰められていく描写もとっても丁寧🤩 もちろん肉体的なリョナや絶叫の演技も一切手抜きなしの†本気(マジ)†だぜ❗️

 

色々述べてきたけど、『駄作』では最後に、こんな物語をわざわざ読んでシコってる君たちこそバケモノなのかもね みたいなやんわりとしたメッセージを送ってくるが、途中、流石に上位種族の男の所業が酷いと思って、主人公達が可哀想に見えてくるのだが、こんなリョナゲーを買う奴は結局上位種族と同じような気持ちでゲームをやっているのだろうな と思わされるところがなんともよくできているぜ❗️

 

当初は絵柄がかわいい系に寄りすぎててあんまり好かなかったんだが、今となってはこのかわいい絵柄でありながら容赦ない描写に挑んでくれたことに感謝してやまないぜ💣👊👊👊💥

 

おまけ

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初回起動時、なぜかとんでもないバグり方をした🤣🤣

 

というわけで、興味が少しでも出た人はにくにく、やろう‼️FANZAのリンクを貼っておくぜ❗️あばよ❗️

https://dlsoft.dmm.co.jp/detail/clear_0016/

 

けつばんの思い出 裏のポケットモンスター

ポケットモンスター、縮めてポケモン

この星の不思議な不思議な生き物。

空に、海に、森に、街に、そして、データの裏側に。

世界中の至る所でその姿を見ることができる。

これは、ポケモンにおいて

かつてけつばんの捕獲を目指した

少年“部根屠”の知られざる昔の物語である。

今、たくさんのチートコードや裏技、バグ技たちとともに、

今、データのヴェールに覆われた

”向こう側”に広がる、一風変わったポケモン世界への冒険がはじまる。

さぁ…

夢と冒険とバグと!

ポケットモンスターの世界へ!レッツゴー!

 

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初代けつばん

 

ポケモン性格判断の結果ページを使って、昔同じようなコラ画像を作って、これは万バズ待ったなしだと思っていたことがあったのだが、既に先を越している偉大な先人がいた。

 

 

その人の画像の方がクオリティが高いので、拝借させてもらった。

 

しかし、その人もオレと全然バズるどころかいいねが数個ついているだけであった。

 


皆さん、ポケモン、楽しんでますか?

思い出のバグ、なぞのばしょ。

 


これが消えてしまったらしいと言うことで、最近発売されたBDSPにはほとんど期待をせずがっかりしていました。

 


しかし、どうでしょうか‼️

 


毎日のように発掘されるバグの連続‼️

最新作のソフトはなんとなんと、令和のゲームであるにも関わらずなぞのばしょなんて比じゃないロマンの宝石箱だったのです。

 

今や人類は秘境という秘境を開拓し尽くしてしまいました。アマゾンの奥地、砂漠の最果て、海底に至るまで...

 

こうして、世界からはロマンが次々と失われていきます。悲しいですね。ゲームの世界における秘境も、デバッグがしっかりしてきたことや、技術の進歩によりどんどんと消えていきました。

 

しかし、そんな中にこのゲームのリリースですよ‼️‼️

 

これは当時の浪漫少年であったオレの童心を喚起し、着火しました🔥

 

まだ、フロンティアは消滅していなかった‼️‼️

 


メニューバグ、本当にすごいですよね。

 


お陰で毎日楽しく笑っております。寿命が少し伸びたんじゃないかな。

 

そして、オレがポケモンに一番熱狂したのは、実はバグありきなのです。それは、ゲノセクトというポケモンの存在を知った瞬間から始まったお話なのです。

 


Twitterでもよくこの話をしているので、いい加減もうくどいと言われそうですが、どうしてもこのロマン溢れる冒険譚をみんなに伝えたいということで、こうして筆を取らせていただきました🤩

 

 

 

さぁ、前置きが長くなりました。あの映画の冒頭に流れるナレーション風の導入でございます。

 

ポケモン映画を見たことのある人なら一度は聞いたことがあるんじゃないかな。

オレも小学校の低学年の頃、映画館でポケモンのこのナレーションを聴くと同時に眼前に雄大に広がるスクリーンと奥行きのあるサウンドに、大いに心を動かされたものでした。

そして、毎週木曜7時のポケモンのアニメは絶対に欠かさず見ておりました。(今は日曜日にやっているらしいとこないだ聞いてびっくりした😲😵)

 


オレはどうしようもない悪ガキだったので、よく学校から放課後、家にオレが起こした問題について電話がかかってきたものですが、それは決まって6時50分だったんですね。毎日あの時間が近づくとソワソワしておりました。

 


これが木曜日に来ると、受話器を取った母上の顔が徐々に野獣先輩が激怒しているあのbbみたいになってくるんですよ。勿論ポケモンは見れませんよね。この時ポケモンが見れなくなるのが相当に嫌だったのか、この時の記憶はよく覚えています。

 


そんな熱心なポケモン大好き少年だったオレも、やがて10才くらいになると段々関心はモンハンやバイオハザードなどの、CEROが高めの、オ・ト・ナ❤️なゲームを好むようになっていました。

モンハンはまだしも、バイオとは、少し背伸びをしたいお年頃だったのでしょうか。

余談だけど、クラスに必ず一人はオ↑レ↓グラセフやってんだよね〜 と謎の自慢をする奴がいましたよね。(いたよね❓)

 


そんな背伸び少年の私も、一応クラスの流行りに乗ってポケモンブラックを購入しました✨

しかし、殿堂入りをしたらもうほとんど触っておらず、別にさしたる興味もなく放置されておりました。

もはやポケモンにそこまで興味がなかったのです。

 


それも、とある日までの出来事でした。

忘れもしません。授業参観の日です。

 


この日を境に、部屋の棚で埋もれていた、『ポケットモンスター・ブラック』はオレの冒険心と探究心を喚起してやまない、焦燥のゲームソフトとなってしまったのです...

 


そして、オレが今のようなナードくんになった一因ともいえましょう。

 


そのまま、このゲームはオレの人生を方向づけてしまうほど、凄まじいゲームとなりました。

 


それくらい、この出来事は衝撃的だったのです...

 

 

 

 

 

 

いよいよ本題でございます。けつばん

皆さんはこの名前の伝説、幻、いや、ポケットモンスターの中でも最高級にイカしたクールなポケモンをご存知でしょうか。

けつばんとは、 こんな姿をしたバグポケモンです。

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実はけつばんの中にもいろいろバリエーションがあり、オレが持っていたけつばんの名前はこのような????????ではなく、ーーーーーでした。

しかし、悲しいほどに弱いことは共通しています。

 

https://wiki.xn--rckteqa2e.com/wiki/%E3%81%91%E3%81%A4%E3%81%B0%E3%82%93

詳しくはここでも読んでみてください。

オレはこのポケモンに心を奪われ、寝る間も忘れて熱狂することになるのですが、それはまた後々することに致しましょう。

 


まずは、オレの運命を変えたあの日の様子を見てみましょう。ダルいけど、少々付き合ってね。

 


この日はあまりにも衝撃的だったので、よく覚えています。それでは、レッツ、10年前へ...

 

 

 

 

 

 

①運命の授業参観

 

 

 

その日の午後もいつも通りに授業... とは行かなかった。

 


その日の午後は授業参観だったのである。

 


心なしかみんな昼休みが終わり、ソワソワしていました。いつもはうるさくしているアイツも、妙に静かだ。

 


次々と教室にみんなの母親や父親が入ってきます。何かむず痒いような緊張感が漂う中、オレは内心少しワクワクしていた。

なぜなら、

 


「このオレ様があらゆる難問も華麗に説き伏せる様を、みんなの親にも見せつけてやるぜ‼️」

 


と、心なしか鼻息荒く自信満々に待機していたからである。

 


今では想像もできないことですが、当時のオレはなかなかにスゴイ奴でした。

 


テストはどの教科もいつも満点で、ドリルや問題集を解く授業では常に一番乗り。ゲームも上手で、対戦ゲームをやれば大抵の人に勝利しておりました。

 


そして小学生にとって最もステータスになるあれ、そうあれです。

 


徒競走。当時のオレは足も早く、リレーの選手に選ばれており、昼休みに行われる大人気競技、ケイドロでは常に獅子奮迅の活躍を見せておりました。ついでになんかいろいろ賞もよく取っておりました。

 


オレの自慢記事みたいになっていますが、古き良き時代を懐古することが本題じゃないので読むのをやめないでくださいね❓

 

中学校にはすげーやつがたくさんいて、無事にオレはスマブラの強さ以外全てにおいて底辺へと落ちましたから😢

 


ちなみに、全く関係ない話ですが、小学生にとっての圧倒的ステータスである、”足の速さ”を持っていたのならさぞかしおモテになったのでしょう⭐️と思いきや、実態はその逆で、うんこウンコ‼️とかシッコマン参上❗️とか言う下ネタ大好きクンだったためか、キモいキモいと女子からは蛇蝎の如く嫌われておりました。

 


ところで女子ってなんでウンコが嫌いなんでしょうね。どこでみた話か忘れたけど、古今東西どの地域であっても子供ってうんこで笑うらしいですよ。ウンコほど人類史上人を笑顔にしてきた存在は無いと思うんですけどね。

 


まぁいいです。話が逸れました。

いわば当時のオレはなんでも大抵のことはできてしまうなんか嫌なヤツだったわけです。こういうキャラわりかしいますよね。

 


今では考えられませんけどね。

 


その上うるさいやつだったので、多くの人の反感を買っていたでしょう。きっと今こういう人がイキっていたら、内心少しムカつくと思います。

 


しかし、そんなオレの得意げな態度と内心に秘めた邪な企みは、はからずもこの授業参観で粉砕されることとなりました。

 


それは、授業参観中の問題を答えられなかったとか、そういう理由ではなかったのです。予想もしない角度から命中してきました。まるで恐竜を絶滅させた隕石のように予測不可能で、甚大な威力を持つものでした。

 


「お前の親誰❓」

「来てないよ。」

 


前の席の友達がこちらを振り返り、こんな質問をしてきます。この彼、名前をT岡といい、今でもはっきりと覚えております。

 


オレの親は来ていません。我が母上や父上はあまりこういうのに来るタイプではなかったので、特に驚くことでもありません。

 


さてさて、授業も始まり、オレのアピール会場が始まりました。さながらポケモンコンテスト優勝常連のような気分です。

 


さぁ、そこに並んだ母親父親ども。

 


オレの凄さを目に焼き付けるがいい...‼️‼️

 


と思った矢先です。T岡がとんでもないことを言ってきました。

 


「そういやお前、ゲノセクトって知ってる...❓」

「知らね。なにそれ。」

「えっ...⁉️知らねーのw」

「知らねーよそんなの❗️図鑑にいないだろ❗️」

 


スーパーなキッズだったオレは、当然ゲームも強い、はずでした。なのに、T岡の口から発せられた、「えっ...⁉️知らねーのw」という半ばバカにしたような口調の物言い。

 


なんか得意げな気分を傷つけられたオレがムカつかないはずがありません。

 


オレが知らないポケモンがいて、なおかつそれをバカにされる。

 


あってはならない出来事でした。

 


オレはゲームにおいても強いはずだし、詳しいはずです。自分が一番でない。こういう状況は当時のオレにとっていたく屈辱的だったのでしょうね。

 


こんなことは断じて許されません。

 


それに、そんなポケモン見たことも聞いたこともない。おそらくT岡がでっちあげた架空のポケモンに違いない。そう確信したオレは、

 


嘘をつくな❗️‼️

 


と強く責め立てます。ゲノセクトなんていう、未知の存在を否定したかったのでしょうか。

 


しかし、T岡もT岡で全く引き下がりません。

 


ヒソヒソ声で話していたT岡もだんだんムキになってきます。しばらく問答を続けても、とてもじゃないがT岡がウソをついているようにも思えません。

 


だんだんと議論はエスカレートしていきました。

 


(授業参観中なのにこいつら何やってるんですかねぇ。) 今のオレからの天の声です。

 


やがてT岡が苛立ちを隠そうともせずに、じゃあ見せてやるよ‼️と言い放ちました。

 


約束だからな‼️逃げんなよ❗️

 


もはやヒソヒソを超えた割と普通の声でこう言い返し、オレは授業参観に戻ります。

 


ゲノセクト

 


もう大変、オレの頭の中は一面がゲノセクトです。ゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクトゲノセクト...

 


それはどんな姿をしている❓それはどんなタイプで、どれくらい強い❓

 


結局、ゲノセクトが気になりすぎてオレはせっかくの、この問題解ける人いますか❓という自慢のチャンスをドブに捨てました。

 


そんなことはどうでもいい、ゲノセクトってなんだ‼️ 🐞

 


オレはゲノセクトを捕獲して、羨望の視線を一点に集めてやるんだ❗️

 


今でもはっきり覚えております。一面のゲノセクトという強迫観念が頭を埋め尽くします。

 


この小さなプライドが、今後の選択を大きく変えることになるのです。

 


脳内メーカー❓なるものがむかーし流行りましたが、あれを当時のオレにやったら中身の99%がゲノセクトでしょうね。

 


帰り道、オレはT岡にdsを持ってくるように言って別れました。

 


しかし彼は、「dsではみせられない。俺の家に来てくれ」

 


と言います。

 


訝しく思いましたが、彼の家に素直に行くことにしました。

 


彼の家に着くと、彼が取り出したのはdsじゃなくてなんとipad‼️‼️(当時は結構最新機器❓だったように思います)

 


そして、彼は徐に一つの動画を再生し始めました。

 


恐る恐る画面を覗き込むと、そこではゲノセクトという虫と機械を混ぜ合わせたような見たこともないポケモンが動き、戦っているではありませんか‼️

 


ゲノセクトは実在した❗️オレは凄まじい衝撃を受けました。画面に映っているのは間違いなくポケモンbwの画面。ゲノセクトというポケモンは確実に存在していた‼️‼️

 


(ちなみに数年後、テレビのポケサンで、新ポケモン宇宙初公開‼️と称してゲノセクトを紹介していましたが、とっくにその存在を知っていたオレは、宇宙初公開❓嘘も休み休み言えよ とニヒルな感想を抱きました)

 


しかし、その入手方法はT岡も知らないし、学校の他のやつに聞き回っても誰もゲノセクトの名前すら知らない。

 


いわば、存在はしているはずのに誰もこの詳しい入手方法を知らないのです。

 


この時点で、もはやあらゆるポケモンよりもレア度が高く、真っ先に捕獲するべき対象へとゲノセクトは速攻で格上げされました。(赤緑の時のミュウってこんな感じだったのかな❓)

 


でも、確かに存在しているんだ❗️

 


ならば必ずオレは捕まえて自慢しなければならない❗️

 


謎の使命感❓に駆られたオレは、友達間のネットワークでは限界があると悟り、放課後友達からの誘いも断り、毎日のようにauに通い詰めました。

 


auではサンプルのipadがあり、そこでネットが見れるからです。

 


当時はインターネットは家で触らせてもらえず、ipadも家になかったので、auに通うしかありませんでした。😲

 


ネット... それは当時の子供達にとってはまさに無限のネットワーク。無尽蔵とも言える叡智が詰まっている場所であり、未知の領域。

 


ハンターハンターでの暗黒大陸のような圧倒的な広大さと謎を以って、インターネットの世界はキッズの前に広がっていたのです。

 


きっとなんだこのガキ... と店員には思われていたことでしょう。

 


ここで調べれば全てが分かる❗️そんな淡い期待を打ち砕くように、調べてもワザップを始めとして、数多くの真偽不明の情報が入り乱れており、ガセネタの群雄割拠状態でした。

 


その悉くをメモ帳にせっせかメモして家に帰り片っ端から実行していきますが、どれをやってもゲノセクトは出てきません。

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本来ならこのようなイベントが発生するはずなのに‼️何故⁉️


デマの百花繚乱です。あまりにも、あまりにもゲノセクトを捕獲するための壁は高く、その存在は神秘のヴェールに覆われている...

 

 

 

③三神を追い求める日々

 


そんなことをしているうちに、メロエッタケルディオというポケモンの存在も知りました。

 


なんなんだこれは‼️もう本当に大発見でした。

 


ゲノセクトと同列のように語られているこの3匹。

 


その全てがSSS級のレア度です。どれも見たことがありません。

 


「必ずやオレはこの3匹を捕まえて、みんなに見せびらかしてやる❗️」

 


オレの夢は、この3匹を手持ちに入れて友達と通信バトルで勝ちまくることになりました。

 


誰もが到達していない領域。小学校という、誰もが力無き矮小な存在であった頃の箱庭で、オレは誰も持っていないポケモンを捕獲するという偉業を持って更なる羨望を一身に浴びようとしたのです。

 


トロイア遺跡の発見と存在を確信するシュリーマン少年のように、何かに憑かれたが如く毎日毎日あしげしくauに通い詰める日々。

 


海底遺跡テラキオンコバルオンビリジオンを連れて行って特定の行動をすると出てくるだとか、p2ラボという場所にいるだとか、とにかくもうありとあらゆる手段を片っ端から試しました。

 


そのうちauの店員に怒られ出禁になりましたが、こんなところで諦めるオレではありません❗️

 


必ずオレはこの3匹を捕まえといけないのです❗️

 


今度は学区外のソフトバンクまで、チャリで通い詰めました。しかし、ゲノセクトケルディオメロエッタについてはどんどん詳しくなっていくのですがその入手方法は一向に判明しません。

 

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胡乱な情報が入れ乱れていた。

 


小学生にとって学区を跨ぐことは学校でも厳しく禁じられており、ちょっとした冒険でした。🤠

 


当時オレは地元の小学生バレーボールのチームに所属していて、そこでは週末には頻繁に他チームとの練習試合が行われていた。何しろ結構広いところからいろんな学校のやつが集まってくるので、幅広い地域の仲間から情報を聞けるまたとないチャンスであったのだ❗️

 


休憩時間の旅にいろんなチームを周り、ゲノセクトを知らないか と尋ねて回る。

 


ここでは多くの人がこれら3匹を知っており、オレは目を輝かせて詳細について尋ねたのだが、

 


誰に聞いても

 


お兄ちゃんの友達が持ってるのを見た。

 


いとこが見たことがあるらしい。

 


といった、いわゆる友達の友達から聞いた系の信憑性の怪しさプンプン情報しか出てこない。

あまりに香ばしい。怪しさのフルコースである。

 


大学生になった時、世界の魔術について みたいな本を読んだことがあるのですが、そこに出てくる、グリモワールを求めて昼夜を問わず東西に奔走する魔術師たちの姿は当時のオレに通ずるものがありました。

 


彼らも、魔導書の存在や悪魔の姿について、

 


知り合いが悪魔を使役するところを見たらしい。

 


教皇が頭が三つある黒い犬を連れているのを見た 

 


などという情報ばかりが氾濫していて、明確な情報は誰も掴めなかったらしいです。

 


そのうち、大きな大会にて、学区を大きく離れたとある学校ではケルディオが流通しているらしいという情報を、準決勝を戦ったチームの子から聞いた。

 


これはもうじっとしていられない‼️

 


藁にも縋る気持ちで彼に半ば強引に迫り、交換の約束を取り付けた記憶が残っています。

 


しかし、来月会った時には、逃した と言われる始末です。なんて衝撃的なことを言いやがるのでしょうか。散々期待させておいて喜ばせてから、ストンと落とす。

 


彼は見栄を張るためにウソをついていたのではないかと今は思っております。

 


彼は今頃キャスターの英霊にでもなっていると思います。

 


これって、300年以上生きてる人がいる❗️とか言うから取材班がわざわざ中国まで行ったら、人前に姿を見せたく無いらしい とか言って出てこないバラエティにありがちなアレですよ‼️😡

 


ともかく、一番の手がかりを逃した今、結局誰に聞いてもこんな感じで雲を掴むような情報しか出てきません。

 

 

 

 


④禁忌の書物

 


最早ダメかと諦めかけていたとある日、本屋のゲームの攻略本コーナーでとある本を見つけました🧐

 

 

 

他の攻略本とは明らかに異質な装丁に、やけにカッコよく描かれたレッドの絵。それは何故か妙にオレの視線を引きました。

 


勿論厳重にビニールで閉じられていて立ち読みは出来ません。

 


そして、目を疑うことにそこの表紙には、ゲノセクトケルディオメロエッタ入手可能‼️‼️という文字が踊っているではありませんか‼️‼️

 


オレがどれだけこの3匹を追い求めたことでしょう。もうなりふり構っていられません。飛ぶように帰宅すると、親に土下座までしてこの本を買ってもらうように頼み、なんとか買ってもらうことができました。

 


さぁ、見せてくれ‼️

その幻の3体を手に入れる秘術を❗️✨ 

 


期待に胸を膨らませながら書物のページを恐る恐る開いたオレの視界に飛び込んできたのは、胸躍るような秘儀の数々... ではなく、安っぽい紙に何やら色々数字の羅列が書いてあるだけのページばかり。

 


ほっとんどこれ。

 


騙された‼️ またもゲットできないのか❗️

 


オレは憤慨して本を投げつけた。

 


しかし、しかしである。

 


かと言ってなんも意味のないコードの羅列が売られていたらそれは立派な詐欺になるはずだ。

 


きっとこの数字にも意味があるに違いない。そうやって眺めて、そしてソフトバンクの端末に通い詰めるうちに、どうやらこれは改造コードというものであることが判明。

 


この本には種族値個体値努力値という数値が載っていて、ゆくゆくオレはこの本のせいで、ポケモンは奥深い対戦ゲームだ‼️子ども向けゲームだと思ったら大間違いだ❗️などと声高に主張し、レートに傾倒する謎の選民思想を持ったトレーナーに中学生の時なってしまったのです。

 


ちなみにこの本にはぺラップを何回鳴かせるとどう みたいなことが書いてあったのですが、今思うとbwで乱数調整をするときにはこれが必要だった❓見たいです。

 


ナードまっしぐらだぜ😡😡

 


普通の漫画だと思って、一風変わった表紙にキャラクターが書いてある本を買ったらその中身はなんとBL本で、最初はびっくりしたが何かが目覚めてしまい、そのまま腐女子になってしまったという話を聞いたことがあるが、それと同じような感じであった。

 


攻略本だと思って手にしたその本が、裏データ満載の改造本であったせいで、オレの人生はガクンと道を逸れた。

 


しかし、このような寄り道って面白いよな。

全く後悔はありません。

 


まぁそれはそうと、この時、全ての点が繋がったのだった。

 


一年ほど前に友達の家に遊びに行った時、彼(T岡ではない)は何故かソフトではなく、黒光りする不気味なchronoboxのようなものを取り出しました。(通じるのかな...)

 


とにかくそれは、ソフトを出すと思っていたオレにとって、GANTZに出てくるあの球のような異質さでオレを襲った。

 


それはたしかr4という名前だったと記憶しています。

 


彼には歳の離れた兄がいて、兄から貰ったと豪語していました。

 


今思えば、あれはマジコンなんですけど、当時は訳もわからず凄まじい夢の器具だと思いました。

何しろ、全てのゲームがあのソフト一本で遊べてしまうんですからね。

 


とはいえ、これはゲノセクトに繋がる情報ではやく、多少羨ましい 位止まりで、そのうちだんだん記憶から薄れていくんですけどね。

 


そのマジコンというものが、どうやらこの3匹を出すのには欠かせないらしい‼️

 


1年ぶりにアレの正体が分かると共に、アレがもつヤバさをありありと思い知った。アキハバラで入手できると書いてあったが、当時のオレにとってアキハバラなんて想像も及ばない遥か彼方の地であった。

 


今でこそ親しみのある町だが、当時は想像すら困難でしたね。

 


奇しくも、マジコンが裁判に敗退し、市場から姿を消すことになる数年前のことである。

 


やがてソフトバンクで調べているうちに、改造は必ずしもあのマジコンでなくても平気で、他にもコードフリークやプロアクションリプレイといった代物で出せることが判明する。

 


周りにコードフリークを持っている人なんて一人もいなかったわけだが、マジコンよりかは入手が簡単であるということもわかり、どうやら電気屋や大きなゲームショップに行けば手に入るらしい。

 


てなわけで、親に、買ってくれ❗️って頼むんだけど、犯罪だから っていって買ってくれなかったんだよね。

 


これにはもう完全にお手上げ。自らの手で掴み取るしかない。そう考えたオレは、親が管理していたオレの去年貰ったお小遣いを、親の目を盗んでゲットすると隣町のデカめの電気屋まで行って学校の帰りに直でコードフリークという夢の機械を入手することに成功した。

 


ショーケース越しに写っていたコードフリークのパッケージに映るあの謎のキャラクターは、圧倒的な威光を放っていたのを覚えている。

 


これが、これがあればついに叶う...❗️

 


ついに手に入れた最高の願望器‼️

 


この当時のオレがもし聖杯戦争に参加していたら、ゲノセクトケルディオメロエッタをくれと懇願していただろう。それくらい脳内をこの三神(いつのまに、オレの中でこの3匹は神に昇格していた。)に支配されていたのだ。

 


このコードフリークの改造コードの一つに、草むらで遭遇するポケモンを任意のポケモンに変換するというコードがあった。要するにこれを使えばどんなポケモンとでも理論上会うことが可能なのである。

 


たしかコードの下3桁がXXXになっていて、このXXXに全国図鑑の番号を入れることで、そのポケモンに出会えるという仕組みなわけだ。

 


オレはこの日をどんなに待ち望んでいたことか❗️

 


さっそく、オレはゲノセクトメロエッタケルディオの番号を入れて、この三神と出会うことに成功した。本当に長い道のりであった...

 


しかし、人間とは罪深いもので、欲望というものはとどまることを知らない。

 


欲望、願望は叶えた瞬間に過去の軌跡、墓標となり、新たなる欲望が光り輝いてオレの前に現れる。

 


常に目の前ににんじんを垂らし続けられたウマのように、欲望に向かって一直線のオレは、ついに危険な領域へと突入してしまった。

 


ひとまずはコードフリークという夢の願望期で全ての願いを叶えたオレは、急速にポケモンに対する熱が冷めていった。

 


今のオレにはマスターボールも好きなだけ手に入れば、どんなポケモンだって手に入る。勿論不思議な飴も無限にゲットできるし、色違いだってゲットし放題。このように、全てを手に入れてしまった男というのは世界の大富豪に相当するのだろうか。こう言った人間が次に求めるのは何か❓

 


それはもう、永遠の命である。

始皇帝だって不死の秘薬を弟子に探させたというし、やはり普遍的な欲望なのだろう。

 


しかし、ゲームの世界に置いてはそうはならない。

 


⑤生まれてはいけない存在

 


オレの脳裏を、悪魔的な疑問が、バギィィィィィィィン‼️という轟音をたて、カットインが脳血管を裂きながら駆け巡った感覚をよく覚えている。

 


「これ、XXXに900とかを入れたらどうなる❓」

 


この疑問を抱いてしまったことをもって、オレの人生は確実に変わってしまったと言ってもいいだろう。

 


当時はポケモンはたしか500匹だとか、600匹ちょいだったような記憶がある。ならば、800番や999番のポケモンは存在しないのだ。

 


しかし、コードのXXXの部分に900を打ち込んで、本来はいないはずのポケモン、いや、ポケモンですらない何かを召喚しようとしたのだ‼️

 


もしオレがポケモン博士だったなら、学会から追放されていたことだろう。

 


これほどの背徳、冒涜があるだろうか❗️しかし、一度火がついてしまった恐ろしい好奇心は止めようがない。小学生ながら、遺伝子組み換えがどう みたいな話はテレビのニュースでほんの少しだけ聞いたことがあった。うまく理解できているわけではなかったが、何かそのような禁忌に挑むような感覚であったのを克明に覚えている。

 


オレはすぐさまXXXに900を入力し、コードフリークを起動させると草むらに足を突っ込んだ...

 


この時踏み入れた草むらは、オレがポケモン人生史上1番にワクワクして、ゾクゾクする草むらであったことを覚えている。勿論、初めてポケモンを買ってもらった小1の時に初めて足を踏み入れた草むらと比べても、だ。

 


ガサガサッ‼️タラタラタラタラタラタラテレー♬

 


軽快な音楽とともに、オレの禁忌の試みの結晶、そして存在してはいけない”何か”が現れた。

 


それはポケモンと呼ぶにはあまりにも異質な姿形をしていた。純白の円形のボディの中央には、灰色の文字で、❓と書かれているだけのポケモンである。ポケモンアニメの最後にこれの絵描き歌でもやれば、すぐにみんな描き終えてしまうだろう。だが、描くのにコンパスが必要なくらいであるような美しい姿形をしているので、逆に難しいのだろうか。

 


それくらいまでに完璧な円形をしている。プリンなんぞ比較の俎上にすら上がることを許されない。

 


そして、このポケモンは登場と共に、色違いのポケモンのみが放つ煌びやかなエフェクトをその身に纏いながら現れた。あまりの想像を絶する出来事に一瞬オレは完全に硬直してしまった。

 

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でてきたのはこんなやつでした。

 


これはポケモンではない...

 


せいぜいフリーズが関の山だと思っていたオレにとって、ちゃんとしたポケモン(とてもポケモンにはにつかわしくない外見をしている謎の生命体)が登場したことは凄まじい衝撃であった。

 


次の瞬間、オレの脳内を凄まじい歓喜の歌がけたたましい音で鳴り響いた。

 


「やった‼️なんかわからないけど珍しいポケモンきたーーーーーーーーーーーー‼️‼️‼️」

 


こいつは最早ゲノセクトら三神の比較にすらならない。それほどまでに珍しい❗️

 


これは絶対に手に入れなくてはならない‼️そしてみんなに自慢して、これを使ってバトルに勝ちまくりだ‼️

 


喜びに打ち震えるオレはそれをゲットしたのを覚えている...

 


きっとあまりにも悍ましい姿をしているので、このような白い丸でその姿をヴェールの向こうに秘匿しているのでしょう。

 


今思えば、存在しないデータを無理やりポケモンとして呼び出そうとしたが故に、歪なエラーデータが現界しただけであるのだが、当時の興奮は凄まじかった。

 


そういえば、サトシは映画かなんかで、存在してはいけないポケモンなんていないんだ‼️みんな意味があって生まれてきたんだ❗️みたいなことを言っていた記憶があります。

 


はてさて、世界のエラーとも言えるこのけつばんくんにも生まれてきた意味はあるのでしょうか。

 


答えはYESです。

 


逆張りを極めた部根屠少年には、このポケモンが凄まじい輝きを放つ可能性の塊に見えました。

 


誰も見たことがないというその珍しさに加え、その姿はただの丸に❓が書いてあるだけであり、どう見ても強そうには見えません。

 


そんな弱そうなこいつを使って、レベル100の伝説やガブリアスなどを使ってイキっているあいつやこいつをぶっ倒して鼻っ柱をへし折ってやったらさぞ楽しいだろうな♬

 

何しろ図鑑にすら乗らないのです。ポケモン界の権威であるオーキド博士けつばんを知らないなんて、大したことねーな と思いました。

 


かくして、けつばんはオレに見染められました。

 


一緒に、こいつと天下を取る‼️

 


マサラタウンを意気揚々と旅立ったサトシのように、喜び勇むオレの肩には物言わぬけつばんが微動だにせず静止しておりました。

 

そう、当時はポケモンのグラフィックが動いたのです。bwからかな❓でも、けつばんはそんな事はなく、ただただずっと静止しているだけです。

それがクールでまたいいよね。

 

 

⑥呪われたポケモンけつばんの生態

 


ところでこのポケモンだが、バトルを数多く重ねる間も無く、悲しいほどに弱いことが判明した。

 


当時は個体値なんて言葉は知らないが、間違いなく最低ランクであり、そのステータスは泣けてくるほど低かった。多少弱くともバトルでオレが使ってやる‼️と思っていたのだが、流石に弱さのレベルが違いすぎる。いくらレベルアップしたところで、能力がほとんど上がらないのです。

 

生まれながらにして伸び代がない。こんなに悲しいことがあるでしょうか。ポケモン三大悲劇のうちの一つです。

 


そして名前は、ーーーーーであり、鳴き声も存在しなければ全く動きもしない。タイプはノーマルである。

 


おまけに技も何一つ覚えていないので、スタートした時点で強制的にわるあがきを行い自滅してしまう。

 


ちなみにこれ、要するに存在しないデータを無理やり引き出しているに過ぎないため、bw2でやるとポケウッドに出てくるセットの数々の姿をとって現界することがあります。

勿論後で知ったことですけどね。

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bw2のけつばん。随分と強そうだ。


こんなんじゃ勝負にならないよ...(呆れ)

 


しかし、どうしてもこのポケモンを対戦で使って友達のみんなを驚かせてやりたい‼️

 


手持ちポケモンの最後の一匹としてこいつを繰り出して、みんなの驚く顔を見たい‼️

 


最早禁忌に手を染めまくったオレに躊躇いなど何もない。

 


オレはコードフリークを再び起動。歪なるこの存在に、ハイドロポンプやらインファイトやらを覚えさせた記憶がある。

 

普通にやって強くならないのなら、魔改造だ‼️

 

 

まぁなんとも小学生らしいラインナップである。

 


そして、特性をがんじょうへと無理やり変更した。こうすれば一度は攻撃のチャンスを獲得できるからだ。

 


生命創造。すなわちこれは神、創造主に対する反逆である。オレはその大罪を犯し、存在してはいけないポケモンを作り出した上に、更に本来覚えるはずのない技を覚えさせた。

 


歪に歪を重ねた存在。存在の全てがバグと禁忌でできているため、ゲームに凄まじい負荷がかかっていたのだろう。この頃のブラックは何故か頻繁にフリーズを起こし、その度に再起動を行うハメになっていた。

 


そしてけつばんだが、こいつを研究している際に気付いたこととして、ポケモンを交換するときに選択することができない。なぜか表示されなくなってしまい、空白だけが映るのだ。

 


つまり、こいつをバトルに出したかったら必ず先手で出すしかない。

 


そしてもう一つ、育て屋にけつばんメタモンを預けると、けつばんの卵が生まれる。このけつばんの卵は本当にすぐに孵化してしまうのだ。(100歩くらい) ゴキブリも真っ青な繁殖力である🪳😨

 

 

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忌み子の登場。

その誕生はオレからしか祝福されず、厄災が世界に齎された。

 

 


だから、けつばんを手に入れたら速攻でそらをとぶで適当なポケセンに行き、卵をボックスにぶち込む必要がある。

 


そして、最悪なことに万が一孵化させてしまうと、けつばんは選択できないためにボックスに預けることも逃すこともできなくなってしまうのだ。

 


いわば放射性物質のように不安定な物質なのだ。いや、ポケモンなんだけどね😲

 


生物兵器

 


つまり、永久的に手持ちを圧迫し続ける。この困った忌み子を、オレは改造コードを使って直接消し去ったが、それくらい厄介なポケモンなのだ。

 


しかし、そうであればあるほど燃える。

 

 

 

ベイブレードにおいて、ランダムブースターでついてくるプラスチックのウィールのベイブレードで、鉄のベイブレードに勝ってやるぜ‼️と日夜鍛錬していたような逆張り精神旺盛なオレのことである。

 


そのポケモンが歪であればあるほど心惹かれます❤️

 


早速得意げに、みんなに言いふらしたい気持ちを抑えて、放課後自然な流れでポケモンバトルをする約束を取り付けた。

 


外の公園という†デュエル・フィールド†で、オレはけつばんという秘密兵器をdsに忍ばせて、ほくそ笑んでいた。

 


このポケモンを繰り出したらどれだけびっくりするであろうか❗️ワンチャンを生み出すため、けつばんの特性はがんじょう。持ち物は気合のタスキ、そして技は、一撃必殺技とねこだましかなんかで構成されていたことを覚えている。

 


さぁ、先手で出すはオレのけつばん‼️

 


この珍しさに平伏すがいい🤩

 


しかしッ...、相手はさほど驚かなかった。

 


何これ❓っていう妙に冷めたリアクションだったのをはっきりと覚えている。

 


オレはてっきり、こんな珍しいポケモンを見せられれば誰しも羨ましがって悶絶からの憤死のコンボを決めるに違いないと思っていたのに、友達がけつばんを見るその視線は、異物を見るような怪訝な目をしていた。

 


周りにいたオーディエンスたちも、誰一人としてけつばんをスゲー❗️と褒めない。

 


ビックリした。みんなこの存在に心を惹かれないのか❓

こんなに禁忌に満ちていてクールなのに⁉️

 


オレには理解ができない。

 


魔改造魔改造を施した、忌むべきキメラはあっけなく斃れ、結局オレは勝負に負けた。

 


やっぱりけつばんけつばん

 


ポケモンvsポケモンの姿をとって現界しているだけのジャンクのデータの結晶では強さがあまりに隔たっており、お話にならなかった。

 


目論見が外れたオレはタダでは起きなかった‼️

 


なんか一矢報いてギャフンと言わせてやりたい。こんなんでは全く苦労した意味がないではないか。

 


少し悪戯をしてやろう😣

 


ゲノセクトを見せびらかしてひとしきりの羨望を集めた後、ゲノセクトの卵と称して、けつばんの卵をその場にいた全員に交換で渡してしまったのだ。

 


これはある意味すごい大罪である。存在するだけで時空を歪める可能性を持った凄まじいバケモノをその殻の内部に宿すパンドラの箱を拡散させてしまったのだ。

 


生物兵器国際法違反である😫(ちびまる子のナレーション)

 


その日は得意げに家に帰宅したが、やがて次々とその場に居合わせたみんなの端末の中で、忌むべき子が産声をあげる。それは、終末の断末魔にして、悪魔たちの凱歌であった。

 


思い出していただきたい。このポケモンは相当弱い上に、通常のプレイではボックスに預けることも逃すことも不可能であるという事実を...。

 


けつばんが各地で萌芽する頃、オレはその責任を問われ大喧嘩になり、被害者の会に囲まれて殴り飛ばされた記憶がある。

 

これ以上の騒動の顛末は、ご想像にお任せします...

 


やがてオレはポケモンブラックを売却した。単純に飽きたからだ。

 


確かその中には確か100を超えるほどのけつばんの卵があったように思う。

 


今もどこかで、望まれて召喚され、やがて悪意を持って拡散されたその種は発芽の時を待っているのかもしれない...

 

 

 

最後に

 


長い文を読んでくれてありがとうございます😭😭

 


皆さんもオレと年代が近いのなら、ゲノセクトケルディオメロエッタに熱狂した過去があるんではないでしょうか...❓

†魔剤戦記† 第7話 ファウストの情報網

「決めたぞ!オレ、魔逢塾にカチ込むことにする!」

 


魔逢塾にカチ込みに行く‼︎と突然響き渡る神次の大声と、それに続く肉の裂けるような音が隣部屋から鈍く響き渡ると、しばしの静寂。

 


そして、背中を小刻みに打ち震わせながら、意気揚々とガッツポーズをする神次。

 


「そもそもお前、その魔逢塾とやらがどこにあるのか知ってんのかよ。」

 


「あっ、言われてみれば知らねぇ!魔沙斗、パソコン借りるぞ!」

 


冷静な俺の突っ込みに、悪びれもせずに即答するや否や、オレの羊と牛の骨から造られている特製の机を勝手に占拠してパソコンを立ち上げる。

 


大柄な神次に、片方の膝を曲げて足を乗せられると言う不作法極まりない座り方をされて、ギィギィと悲痛な音を立てている。

 

供物は死んでもなお、器と魔に虐げられるのか。

 

皮肉な構図に苦笑いする。


なぜか俺のパスワードを知っている神次が許可を得る間もなく勝手にパソコンを立ち上げ、親指と人差し指だけを使ってキーボードに打ち込んでゆく。

 


ガタンッ!という激しい音が鳴り響く。

 


こいつはいつもエンターキーを凄まじい力で叩きつけるせいで、半分割れかけている。

 


それに、こいつがいつのまに勝手にパソコンを使うだけならいいのだが、間違いなく俺が留守の間にいかがわしいサイトでも見ているのであろう。

 


そのせいで知らずに設定でも変えたのだろう。Solomon666という煩雑なレイアウトの、見たこともない下品な検索エンジンが立ち上がる。

 


使いにくくて堪らないので、前にこのことを詰問したが、勝手に変わっていた。俺は知らないの一点張りだった。

 


いい加減弁償でもしてもらおうか。その言葉が舌先まで出かかって引っ込む。

 


俺はこいつのおかげで、パソコンなんかよりももっと大事なことを守られている。安全だ。器ではない俺にとって、神次はある意味ボディーガードのようなものだ。こいつがいなければ、大学に行くのだってビクビクしなければならない。

 


つくづく、この世界は人間に優しくないと思う。

 


「はぁ〜!?まっっっっったくヒットしねぇんだけど!!!!」

 


耳障りな神次の声が俺のぼやきをかき消す。

 


「あっそ」

 


こいつはいつもリアクションがデカイので、これくらいで適当にあしらっても問題がない。

 


「いやいや、冷たいな!今回は俺の魔生がかかってんだよ!なぁ、見てくれ!」

 


あまりにも煩いので、仕方なくパソコンの画面くらいは一緒に見てやることにした。

 


たしかに、画面には魔逢塾なるものは一つも表示されておらず、代わりに、こちらの塾をお探しですか? とDEVIXなる塾の情報が表示されている。

 


「あああ〜っ!! マジでイラつく!」

 


神次がパソコンを殴りつける寸前、奴の顔面に鉄拳を叩き込む。

 


「いっっっっっでぇ!!何しやがる!」

 


「俺のパソコンだ。」

 


まるで自分が一方的な被害者であるかのように怒鳴る神次に冷たく言い放つ。

 


このザマだ。こいつには人のものは大切に扱うという意識がないのだろうか。

 


「俺の椅子から降りろ。調べてやるから待て。」

 


これ以上やつにパソコンを触らせておくとロクなことがない。

 


神次を半ば突き飛ばすように椅子から落とすと、仄暗い伏魔殿の一室の、さらに一角にある電脳の図書館の司書が、床に落とされて呻いている男から入れ替わる。

 


神次だって器であるのだし、やろうと思えばただの人間である俺からパソコンの座席の支配権を奪い返すことなど容易い上に、なんなら殺すことだって造作もないだろうが、そのようなことは決してしてこないあたりだけは信頼が置ける。

 


「だいたいこういう時はな、裏掲示板で情報を集めるのが手っ取り早い。」

 


一応神次に説明をしつつ、ファウストという名の掲示板へと飛ぶ。 

 


画面いっぱいに、黒く澱んだ枠の中に、紅の魔法陣が照らし出されたレイアウトのいかにも怪しげなサイトが表示される。

 


ここではありとあらゆる裏情報が交換されており、非合法の通販としての機能も兼ね備えている。この掲示板を管理している、メフィスト なる人物が、俺みたいな全国各地の禁断の情報を集める匿名の ファウストさんたち へと知識を授けたり、ファウストさん たちが情報をやりとりする空間を提供しているのだ。

 


ここにも警察は干渉することができず、特に2年前に起こった、ファウストが、より上位の悪魔の体液から生成されたという違法魔剤の取引の温床となっていたことが発覚し、警察が捜査を開始したが、その全員が行方不明となり打ち切りという名の撤退を行った事件は、警察は現実の空間も、電脳空間の治安も維持することができないとして権威をさらに失墜させることとなった。

 


このサイトの背後にはあの悪名高きバチカンが関与しているとの噂もあるが、実のところを俺が知るわけもない。

 


「おおっ!?なんだこのサイト!?見るからに怪しさ満点じゃねぇか...」

 


床に落とされて額を強打し、こめかみから血を流しながら起き上がった神次が、いつのまにか目を輝かせながらモニターを覗き込んでくる。

 


「お前、ファウストを知らないのか?」

 


「フ... ファウスト?」

 


「ほら、知ってるだろ?2年前のあの違法魔剤の取引の時に話題になったあれだよ。」

 


「はぁ?」

 


「いや、なんでもない」

 


呆けたような顔で返事を返す神次。この顔は、初耳です って言った表情だ。知り合って長くないのに、言葉なくとも理解できる。

 


ファウストくらい知っているはずだという思い込みで話しかけてしまったが、こいつに限れば、知らないのならば、知らないままにしておいた方が良い。

 


間違いなく変な使い方をして大ごとに発展する未来がリアリティをもってありありと予想できる。

 


「まぁ一種の掲示板サイトだ。あんまり大した情報はないんだが、調べないだけマシだろ。」

 


うん、我ながら悪くない返事だ。悪徳と神秘に濡れた、ロクでなし共にとって電脳空間上の楽園であるこのサイトの本質に触れることはやめておく。このような言い方をしておけば、あいつが興味を持って勝手なことをする可能性も低いだろう。

 


それにしても、あの2年前の違法魔剤の取引事件を知らないとは、呆れることこの上ない。

 


あの著名な、『ソロモンの鍵』にも登場する、悪名高い高位の悪魔の血液が含まれている魔剤が取引されている可能性がある と言って連日ニュースになっていたのだが、本当に神次は世間に関心というものがないらしい。

 


どうやったらあれを耳にせずに生きることができるのか疑問にすら思える。

 


ファウストで検索をかけると、すぐに情報がヒットした。

 


[魔逢塾] 器でない人間も安心して通うことができます!万全のセキュリティ体制! 

 


[ここに通い始めてから、成績がぐんぐんと伸びています!羊としての宿命から、少しでもマシな待遇へと将来を送ってもらえることを願っています...]

 


コルドバから派遣された腕利きのボディーガードが、周囲を徹底的に防衛しているので子供を通わせても、命を落とす心配がありません!]

 


ははぁ、なるほど。 

 


書き込みの数々を見ていると、どうやらその魔逢塾とやらは器でない人間が安心して通えるように、ボディーガードやSPを雇って万全のセキュリティ対策を行なっているらしい。

 


そして、表向きの検索ではヒットしない理由も同時に察しがつく。おそらく、襲撃の対象として狙われないように、表には情報を出さずこっそりと運営されているのだろう。

 


「ボディーガード!?今から一発そこに通ってる餓鬼共に話をつけにいきてぇのに、そんなんがいたら困っちまうよ!」

 


神次が頭を抱えて落胆している。

 


いや、元からカチ込みなんてしたら、ロクでもないことになるだろうが。

 


「そんなに話をつけたいのなら、平和的に交渉するってのはどうだ?」

 


無理を承知で提案する。

 


器と堕したものはただでさえ利害の対立が生じた際に、平和的な解決方法というものをとることを唾棄する。

 


とはいえ、神次は粗暴な性格をしているが、器の中では比較的良識はある方だと言える。

 


「交渉!?別に悪くはねぇけど、オレみたいなやつがガキの溜まり場に行ったところで、追い出されるのがせいぜいだろ?」

 


たしかに、こんな顔以外の全身に刺青が余すところなく走り抜けており、羊を模した露悪的なピアスやアクセサリーの類をじゃらじゃらと身に纏っている金髪の大男が赴いたところで、叩き出されるのが関の山な気がする。

 


とはいえ、問題はない。

 


「大丈夫だ。俺も行く。」

 


「マジか!?!?!?!!ありがとう!!感謝するぜ〜!!!」

 


オレの返答がよほど意外だったのだろうか。どうせ無理矢理にでも俺を連れだしそうな気しかしなかったのだが、神次が嬉しそうに肩をバンバンと強く叩く。

 


「本当だ。ほら、見てみろよ。」

 


神次が喰い入るように覗き込んだ画面には、先程のファウストの画面に新たな書き込みと、それに添付されたあどけない顔の子供の写真が追加されていた。

 


[私の可愛い子供も、器ではないため、安心して通うことのできる学習環境を求めています。そのため、魔逢塾に通わせてみたいと考えているのですが、場所はどこにあるのでしょうか?]

 


「おい、これって...?」

 


眉を顰めているものの、口角が不謹慎にも上がっている神次が、たしなめるとも、期待に満ちているともつかぬ表情で聞いてくる。

 


「あぁ、もちろん嘘、拾い画だ。どこの誰だかも知らん。」

 


「魔沙斗!お前ってやつは本当に最高だな!」

 


悪徳と汚泥に塗れた掃き溜めの街、剤皇街の郊外のアパート、伏魔殿の一室で、最下級に下卑た笑みを浮かべた男が2人、悪意と愉悦に満ちた表情をたたえながら、無言で腕と腕を軽くコツンとぶつけ合った。

 


「さぁ、神次、返事が来るまでいっぱいやろうか。」

 


冷蔵庫から、エクソダスの瓶とひび割れて埃をかぶっているカップを2つ取り出すと、それぞれに注ぎ出した。

 


「魔素の寡占は、マジでfuck!ぬるま湯、楽園のクソガキ!使い魔の痰カス以下の畜生道に堕ちちまえ!」

 


先ほどから俺のベッドの上で飛び跳ねながら、上機嫌で罵詈雑言の数々を吐き捨てている神次が、高濃度のエクソダスを飲んだことで酔いが回り、さらに元々ない制御のリミッターが外れたのか、悪意の濃縮還元のようなワードの数々を吐き捨てている。

 


エクソダスの空瓶をひったくると、それを意気揚々と振り回し叫び続ける神次を横目に、優雅なポーズを決めながら、エクソダスの濃厚な芳香を鼻腔で十分堪能した後に、ゆっくりとグラスを傾け、始めの一発を口に含むと、舌に馴染ませる。

 


喉を灼熱の砂漠と変貌させつつ通過したエクソダスが胃の腑にも瞬間的に染み渡り、燃えたぎるような感覚が全身を包む。

 


悦楽と蛮勇が脳内を支配し、しばしの怠慢に微睡みつつ、想いを馳せる。

 


「ははっ」

 


いつぶりだろうか。 乾いた笑いとはいえ、ちゃんと声を出して、口角を上げて笑ったのは。

 

実に不愉快で...  興味深くてたまらない。

 

俺と同じ、器の成り損ない。

 

若くして、将来の可能性の大半を塗りつぶされた者たち。


身の程知らずな羊の生き様、従属者として生きることを定められた存在が、現世の... しかも、この剤皇街というとびきりのクソに濡れた供物台でどう踊るのかが...